部下が、会議などで下を向いて顔を上げないで営業報告をする。それも小さい声でぼそぼそと話を続けるのである。ついつい、上司も「聞こえないぞ」と叱ってしまう。部下はなぜそのような行動をしてしまうのだろう。そうした内容について、島宗リーダー本による第250回目の引用である。
【引用はじめ】
話をするときに下を向いているというのは、弱化の随伴性があることの徴候です。上司や他のスタッフの厳しい表情が見えることが顔を上げる行動を弱化しています。そのため、机に置いた資料を見ながら話をすることで、厳しい表情が視界に入らないように済みます。回避の公式です。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる!リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.133)
【引用おわり】
部下が下を向いたまま話を続けるのは、上司などの表情を見なくてすむからである。営業成績が良くないので、上司の厳しい表情をなんとか避けるためである。部下は顔を上げて話をすることができないのだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿