部下の営業活動の報告が、下を向いて小さい声で話す。上司は怪訝な表情になる。「どうなっているんだ」と上司から追及される。部下としては、そうしたことを避けるために下を向いて話をすることになる。そうした内容について、島宗リーダー本による第252回目の引用である。
【引用はじめ】
なぜ大きな声で話ができないのだろう?
先行事象(A)会議で「聞こえないぞ」と言われて「目標が達成できていない」
→行動(B)「大きな声で話をする」 「下を向く」
→後続事象(C)【弱化】「怪訝な表情」(↓) 【弱化】「どうなっているんだ!」(↓) 【強化】「目を合わせなくて済む」(↑)
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる!リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.133)
【引用おわり】
部下は大きな声で営業報告ができない。後続事象では、「怪訝な表情をされる」「どうなっていると追及される」。部下としては、それをなんとか避けるために顔を上げず、下を向いて報告することになる。これが、部下の行動に関するABC分析である。
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