ポジティブな行動マネジメントにおいては、標的行動に着目した測定を大事にする。人の性格などを問題にするわけでない。標的行動がその直後の環境のあり方によってどうなるかという随伴性で明らかにしようというのである。そうした内容について、島宗リーダー本による第268回目の引用である。
【引用はじめ】
行動のPDCAサイクルを回し続けるのに必要不可欠なのが、標的行動を継続的に測定することと、その見える化です。
ここで気をつけるべきなのが、行動(B)=人(Human)ではないということ、これを見誤ると、行動の測定が人の測定と置き換わり、人事評価と混同されてしまいます。
行動のPDCAサイクルを回すのに、半年や1年に1回の査定は不十分ですし、概して役立ちません。
成果を生み出すのにより有効な行動を見つけることもできなければ、日々の行動を動機づけることもできないからです。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる!リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.139)
【引用おわり】
人の性格などを問題にすると、あの人は消極的で話べただから営業がうまくいかないなどと、個人攻撃の罠にはまってしまう。そうなると、本人の性格を変えなければ何とも解決策がなくなる。
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