リーダーとしての役割を果たすには、どうすればいいか。そのために、ABC分析によってリーダーが果たすべき行動の随伴性を明らかにするのである。そうした内容について、島宗リーダー本による第298回目の引用である。
【引用はじめ】
リーダーが育たないと嘆く前に、まずは随伴性を書き出してみましょう。
先行事象(A)「リーダーに期待する行動が具体的に示されているか?」
→標的行動(B)「リーダーに期待する行動を学習する機会が与えられているか?」
→後続事象(C)「リーダーに期待する行動が強化されているか?」
〇「リーダーに期待する行動が具体的に示されているか?」
部下の行動をどのようにマネジメントするのかについて、何をどうすればいいのか、なぜそうするのか、どういう成果が予測されるのかなどを、具体的に伝えているかどうか見直します。こうした先行事象がなかったり、不足していたり、一貫していなければ補完します。
ポジィティブな行動マネジメント流リーダーシップの定義を採用するなら。行動公式を教え、具体的な例を示し、それによって部下の行動がどのように変わるのか見通しを伝えることになります。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる!リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.155)
【引用おわり】
リーダーに期待する行動とは、どんなことか。業績を向上するためのリーダーとして行動は、具体的にどんなことかをまず明確にするのだ。何を、なぜ、成果はといった内容を、部下などに対して分かりやすく伝えられるようにすることである。
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