2024年7月13日土曜日

島宗リーダー本290「やりたいからする」行動

 リーダシップしだいで、部下の行動は変わる。部下の自主性を育てるためのリーダシップのあり方こそ必要である。そうした内容について、島宗リーダー本による第290回目の引用である。

【引用はじめ】

 指示や命令など、先行事象(A)を多用すれば、部下の行動は指示待ちになり、"自主性"は育ちにくくなります。一方後続事象(C)を使うようにすると、部下の行動が変わります。ただし、叱責や批判など、嫌子を多用すると、部下の行動は抑圧的になり、最低限の仕事だけをこなすようになります。反対に、褒めたり、成功を一緒に喜ぶなど、好子を後続事象として使った正の強化を多用すれば、部下が自分から進んで行動するようになります。

 「やらなくてはならないからする」仕事から、「やりたいからする」仕事への転換が起こります。部下のパフォーマンスはリーダーの行動によって変わるのです。
  V(業績)=B/l(リーダーの行動)×B/f(部下の行動)

 

(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる!リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.150~p.151)

【引用おわり】部下が義務的に仕事をするのでなく、進んで仕事をすることこそ求められる。部下の適切な行動に対するリーダーの適時適切な好子の提示が重要だ。 

0 件のコメント:

コメントを投稿