リーダシップしだいで、部下の行動は変わる。部下の自主性を育てるためのリーダシップのあり方こそ必要である。そうした内容について、島宗リーダー本による第290回目の引用である。
【引用はじめ】
指示や命令など、先行事象(A)を多用すれば、部下の行動は指示待ちになり、"自主性"は育ちにくくなります。一方後続事象(C)を使うようにすると、部下の行動が変わります。ただし、叱責や批判など、嫌子を多用すると、部下の行動は抑圧的になり、最低限の仕事だけをこなすようになります。反対に、褒めたり、成功を一緒に喜ぶなど、好子を後続事象として使った正の強化を多用すれば、部下が自分から進んで行動するようになります。
「やらなくてはならないからする」仕事から、「やりたいからする」仕事への転換が起こります。部下のパフォーマンスはリーダーの行動によって変わるのです。
V(業績)=B/l(リーダーの行動)×B/f(部下の行動)
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる!リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.150~p.151)
【引用おわり】部下が義務的に仕事をするのでなく、進んで仕事をすることこそ求められる。部下の適切な行動に対するリーダーの適時適切な好子の提示が重要だ。
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