部下の行動が指示待ちで、最低限の仕事だけしかしない。そうでなく、自ら進んで工夫ある仕事するようにしたい。そのためには、どうすればいいか。そうした内容について、島宗リーダー本による第289回目の引用である。
【引用はじめ】
指示や命令など、先行事象(A)を多用すれば、部下の行動は指示待ちになり、"自主性"は育ちにくくなります。一方後続事象(C)を使うようにすると、部下の行動が変わります。
ただし、叱責や批判など、嫌子を多用すると、部下の行動は抑圧的になり、最低限の仕事だけをこなすようになります。
反対に、褒めたり、成功を一緒に喜ぶなど、好子を後続事象として使った正の強化を多用すれば、部下が自分から進んで行動するようになります。
「やらなくてはならないからする」仕事から、「やりたいからする」仕事への転換が起こります。
部下のパフォーマンスはリーダーの行動によって変わるのです。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる!リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.150~p.151)
【引用おわり】
部下が仕事に情熱持って取り組むようにするには、リーダーの役割も大きい。リーダーによる指示・命令ばかりで部下を動かそうとすれば、指示待ちの部下にならざるを得ない。さらに、叱責や批判ばかりとなれば、言われたことしかやらなくなる。逆に、部下の仕事が少しでもうまくいったら、褒めて一緒に喜んだりすれば、意欲的に仕事に取り組むようになる。部下の仕事ぶりを変えるのは、リーダーしだいという面もある。
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