リーダーがリーダーとしての役割を果たせるようにするには、実際に練習する必要がある。知っているだけでは、うまくやれるわけではないからだ。そうした内容について、島宗リーダー本による第299回目の引用である。
【引用はじめ】
リーダーが育たないと嘆く前に、まずは随伴性を書き出してみましょう。
先行事象(A)「リーダーに期待する行動が具体的に示されているか?」
→標的行動(B)「リーダーに期待する行動を学習する機会が与えられているか?」
→後続事象(C)「リーダーに期待する行動が強化されているか?」
〇標的行動(B)「リーダーに期待する行動を学習する機会が与えられているか?」
知識として知っているだけではできない行動もあります。野球のバッティングやバイオリンの演奏が、座学だけでできるようになったら奇跡ですし、E=МC2乗など、物理学の法則をすべて理解していてもそれだけで原子力発電所が作れるわけではありません。
いわゆるスキル系の行動は、できるようになるまでの練習が必要ですが、知識系の行動も同じです。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる!リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.155)
【引用おわり】
リーダーがすべき適切な行動を知識として知っていても、それがうまくできるかというと、そういうわけにはいかない。知識が行動と直結するとは限らない。どう行動すべきは、実際にやってみないとわからないからだ。リーダーの行動とはこうするのだと、練習する必要がある。
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