食品会社の工場長が、リーダーシップを発揮できるようにするにはどうするか。リーダーの役目を果たすことができる随伴性を整備するのである。そうした内容について、島宗リーダー本による第304回目の引用である。
【引用はじめ】
V(B/F)業績(部下の行動)=A(先行事象)×B/L(リーダーの行動)×C(後続事象)
品質に関する問題が発生している食品加工工場の工場長だとどうするか。工場長がすべきことを実行し、継続するためには、そのための行動を強化する随伴性が必要です。
部下の行動を好子に使うことも可能です。品質に影響する行動指標が焦点化され、部下の標的行動を強化する仕組みがうまく回り出せば、部下の行動を見える化したグラフなどが工場長の行動を強化するようになります。虫眼鏡効果、中継的好子の活用です。また、シェイピングの技法を使いこなせるようになれば、指導しながら部下がステップアップしていくことが好子になります。
いずれにしても大切なのは、リーダーの行動を強化する随伴性を常に考える視点の転換なのです。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる!リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.156~p.157)
【引用おわり】
工場長にとっては、部下の行動が業績の向上につながるような随伴性になるといい。部下の行動指標などがグラフ化することで強化されて、ステップアップできれば業績は伸びていく。工場長のリーダーとしての役目が果たせたことになるのだ。
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