人はみなそれぞれが異なる。個人個人に即したやり方が求められる。ポジティブな行動マネジメントは、それを実現するための方法論である。そうした内容について、島宗リーダー本による第411回目の引用である。
【引用はじめ】
ポジティブな行動マネジメントは、こうすればうまくいきますよという「ハウツー」ではありません。このように進めれば、うまくいく手続きを見つけられますよという、「ハウツーを発見するための方法論」なのです。
ポジティブな行動マネジメントの基礎となっている行動分析学には「平均的な人間」という概念がありません。
人にはそれぞれ大きな個人差があります。どのような後続事象が、どのようなときに好子として機能するかを、平均的なデータから予測することはほぼ不可能ですし、意味がありません。最終的には、目の前にいるその人の行動を変えられるかどうかが勝負だからです。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる!リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.210)
【引用おわり】
個人の行動を変えられるやり方こそ必要である。個人の違いにも応じられるやり方である。これこそが、ポジティブな行動マネジメントが目指しているものである。一人ひとりに合ったやり方をあくまでも求める。
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