マニュアルを効果的にするためには、どうすればよいか。マニュアルが仕事上役立つものであることだ。何をすればよいか、何をしてはならないかなどが明確にわかることである。マニュアルどおりにやったら、仕事がうまくいったという経験が重要である。そうした内容について、島宗リーダー本による第423回目の引用である。
【引用はじめ】
ルールをわかりやすく明記し、良い例と悪い例を具体的に示すことで、マニュアルを使う行動の強化を高めているのです。次に、現場の仕事の変化にあわせ、できるだけリアルタイムでマニュアルを更新する行動を、更新する機会の確保とその承認という随伴性で実現しています。「行動を変えれば意識は変わる」のです。意識が変わってから行動が変わるというのは誤解です。そして、行動は随伴性によって変わります。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる!リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.222~p.223)
【引用おわり】
現場の仕事は状況が変われば、マニュアルばっかりに頼っていてはうまくいかない。マニュアルもこうした個別性に適合したものであれば、なお良い。マニュアルの更新も柔軟に行われる必要がある。
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