ポジィティブな行動マネジメントについて説明してきた。その「ポジティブ」とは何かをあらためて取り上げる。ポジティブとは4つの意味があって、1つ目が標的目標の行動化と焦点化である。そして、その2つ目が「継続させる方法」である。そうした内容について、島宗リーダー本による第425回目の引用である。
【引用はじめ】
本ブログで紹介したポジティブな行動マネジメントの "ポジティブ" にはいくつかの意味が含まれています。1つ目は、部下への期待の行動化と焦点化です。
2つ目は、焦点化した行動を引き出し、継続させる方法です。不安を煽ったり、叱ったり、脅したりする、嫌子を使ったマネジメントから、達成や成長を承認し、祝い、感謝する、好子を使ったマネジメントへの転換です。
行動化・焦点化とこの転換との合わせ技によって、「しなくてはならないからする」という働き方から、「したいからする」という働き方へのシフトが起こります。
自主性を高め、イノベーションを活性化するには、このシフトが必須です。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる!リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.225)
【引用おわり】
標的行動が引き出されたら、それが継続できるようにすることが重要だ。標的行動ができたら、その直後に好子を出現させて強化するのである。最初は強化回数もそのたびごとだが、だんだんと回数を減らしていって、最終的にはたまにという具合にする。それで、標的行動が定着するようにさせるのである。
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