ポジティブな行動マネジメントは、行動分析学が基礎となっている。これが日本の組織や文化になじむものか。そのような疑問は当然あるだろう。それに対する答えである。そうした内容について、島宗リーダー本による第415回目の引用である。
【引用はじめ】
〇 欧米型のマネジメントが日本の会社になじむでしょうか?
行動分析学は米国発祥の心理学です。その研究は今や世界中で行われています。本ブログで紹介した行動公式は、人種や文化、国に依らず適用可能なことが明らかになっています。
行動分析学を基礎としたポジティブな行動マネジメントについても同様です。日本の企業への公式な導入事例はまだ少ないかもしれませんが、教員や療育の業界ではすでに広く普及しています。
文化も随伴性です。ですから、異なる文化や社風を持つ企業では、その文化や社風に適した介入を組み立てる必要があります。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる!リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.215)
【引用おわり】
組織を形づくるものは、行動分析学によれば「随伴性」である。一つひとつの行動におけるその直後の環境がどう変化するかにかかっているかという考え方である。行動の直前、直後がどうなっているかABC分析して明らかするのが「随伴性」だ。そうした関係によって、組織のあり方をより良くできるようにするのである。
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