ポジティブな行動マネジメントの「ポジティブ」とは何かをあらためて取り上げる。ポジティブとは4つの意味があって、1つ目が標的目標の行動化と焦点化、その2つ目が「継続させる方法」、3つ目が「組織の成長」だ。そして、4つ目が「組織の中の雰囲気」です。そうした内容について、島宗リーダー本による第427回目の引用である。
【引用はじめ】
本ブログで紹介したポジティブな行動マネジメントの "ポジティブ" にはいくつかの意味が含まれています。1つ目は、部下への期待の行動化と焦点化です。2つ目は、焦点化した行動を引き出し、継続させる方法です。3つ目は、組織としての前向きな成長です。4つ目は、組織の中の雰囲気です。企業風土と言ってもいいでしょう。
嫌子を使ったマネジメントから、好子を使ったマネジメントへの転換が起こると、情動の公式により、社員のメンタルヘルスが改善されます。気持ちよく、楽しく仕事ができるようになるだけでなく、休職率や転職率が低下することで、人事のコストも削減されます。(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる!リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.226)
【引用おわり】
組織の雰囲気を変えるには、嫌子によるマネジメントから好子によるマネジメントへ転換することである。それによって、ネガティブな感情をポジティブな感情に変えることになる。活動レベルが低下しているものを高めることができるようになる。嫌子が増殖することもなくなる。精神疾患のリスクも減らすことができるのである。行動の直後の好子の出現によってより良い行動を増やして、組織の雰囲気をより良くするのだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿