ポジティブな行動マネジメントの「ポジティブ」とは何かをあらためて取り上げる。ポジティブとは4つの意味があって、1つ目が標的目標の行動化と焦点化、その2つ目が「継続させる方法」である。3つ目が「組織の成長」だ。そうした内容について、島宗リーダー本による第426回目の引用である。
【引用はじめ】
本ブログで紹介したポジティブな行動マネジメントの "ポジティブ" にはいくつかの意味が含まれています。1つ目は、部下への期待の行動化と焦点化です。2つ目は、焦点化した行動を引き出し、継続させる方法です。
3つ目は、組織としての前向きな成長です。
部下に期待する行動が不明確で、かつ、嫌子を主に使うとなると、上司から部下へのコミュニケーションは、何か悪いことが起きてからの対処が中心になり、常に後手に回ることになります。
これに対し、部下への期待を業績につながる行動としてあらかじめ定義し、それを伸ばし、維持するコミュニケーションに軸足を移せば、重大事態を未然に防ぎ、何か起こってしまったときにはスピードをもって対応し、再発しないように改善していくことが可能になります。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる!リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.225~p.226)
【引用おわり】
「組織の成長」が成し遂げられる方策を考慮することが求められる。期待すべき行動の焦点化を図り、その行動を継続できるようにして、問題に対しては即応できる体制をつくりあげることである。そうしたことができれば、「組織の成長」も成し遂げられることになる。
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