現代は、スピードが求められる時代だ。その実現には、標的行動を明確にして、達成されるたびに強化する随伴性が必要である。そうすることが、部下の自主性向上につなげることになる。そうした内容について、島宗リーダー本による第404回目の引用である。
【引用はじめ】
リーダーに求められるのは、期待する業績を明確に伝え、それを達成するのに必要な標的行動を強化することです。部下が目指す目標に向かって確実に進めるように、針路を示し、業績指標と行動指標をコンパスに使って、フィードバックを与え続けるのです。同時に、そのための権限や予算などの資源も確保し、実行に必要な環境を整えます。こうすることで、部下の行動の強化率を上げ、目標達成までのスピードを上げられます。
グローバリゼーションが進んでいる現代では、これまでに増してビジネスにスピードが求められます。ライフネット生命保険CEОの出口治明氏も、権限を明確にした上で部下に仕事を任せればスピードアップが図れるとしています。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる!リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.206~p.207)
【引用おわり】
リーダーは、部下に対して明確に役割や権限を伝え、それに従った行動ができるよう環境を整えるのである。適切な成果が上がったら、そのたびに強化するようにするのだ。
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