褒めたのだが、行動が変わらない。どうしてか。褒めたつもりでも、それが実際褒めたことになっていないのではないか。それを確かめる必要がある。そうした内容について、島宗リーダー本による第413回目の引用である。
【引用はじめ】
褒めたのに何も変わらないなら、以下の点を確認し、怪しそうなところを修正して再度試してみましょう。
- 標的行動は明確化してありますか?
- 死人テスト(行動とは死人にできないこと、死人にもできるなら、それは行動ではない)やNORMSテスト(標的行動が客観的、具体的に決められているか)はパスしていますか?
- 先行事象として成果のコミュニケーション(何を、どれだけ、どのように、いつまでに)は済んでいますか?
- 部下にとって標的行動は学習済みのスキルとして、やろうと思えば実行可能ですか?
- その部下にとってあなたからの褒め言葉は好子ですか?他に確実に使えそうな好子(物的・情報的・社会的・活動的・権利的)はありませんか?
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる!リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.211)
【引用おわり】
行動を変えられるような手立てがとられていないのに、やっているはずといった思い込みがある。どんなあやまちがあるか。それを点検して、修正しなければ、適切な行動を導くことにはならない。上記のような点検内容によって、しっかり確認する必要がある。
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