今日(きょう)は 令和(れいわ)7年2月28日 金曜日(きんようび)。
今日(きょう)は 2月の 最終日(さいしゅうび)。
2月は28日までしか ありません。
明日(あす)から3月。
早(はや)いねえ。
今年(ことし)も 2か月が 過(す)ぎました。
今日(きょう)は 令和(れいわ)7年2月28日 金曜日(きんようび)。
今日(きょう)は 2月の 最終日(さいしゅうび)。
2月は28日までしか ありません。
明日(あす)から3月。
早(はや)いねえ。
今年(ことし)も 2か月が 過(す)ぎました。
新しい行動を身につけるためには、シェイピングという技法を用いるのがいい。靴ひもを結べるようにするために、段階的に指導するなどである。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第89回目の引用である。
【引用はじめ】
シェイピングは、言葉では説明しにくい行動を教えたり、言葉が理解できない相手に新しい行動を教えるのに使われる。障害児教育には欠かせない技法で、発話や靴ひもを結ぶことや歯ブラシで歯を磨くことなど、様々な行動を新しくレパートリーに組み入れるのに使われている。
(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.48)
【引用おわり】
障害児の身辺自立を身につけるようにするのに、シェイピングは役に立つ。排泄指導、着衣指導、買い物指導、食事指導、入浴指導などである。
今日(きょう)は 令和(れいわ)7年2月27日 木曜日(もくようび)。
今日(きょう)は 「国際(こくさい)ホッキョクグマの日」です。
ホッキョクグマの 絶滅(ぜつめつ)が 危惧(きぐ)されています。
地球温暖化(ちきゅうおんだんか)によって 北極圏(ほっきょくけん)の 氷(こおり)が
年々(ねんねん) 小(ちい)さくなっています。
ホッキョクグマの すみかやエサが 減(へ)ってきています。
ホッキョクグマは 体長(たいちょう)250センチ 体重(たい゛ゅう)600キロにもなります。
"南の島でイルカと泳ぐ" という夢を実現するには、どうするか。ただ、夢を語るだけでは実現できない。実際、どのように行動すればよいかをリストアップするのがいい。行動をリスト化するには、できるところから始める。段階的に進めるのである。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第88回目の引用である。
【引用はじめ】
"南の島でイルカと泳ぐこと" という究極の目的を実現したい。しかし、これだけだと漠然としていて、すぐに訓練を始められない。最初に標的行動をより具体的に決めなければならない。そのためには課題分析を行う。課題分析では、最終的な目標課題を達成するために、どんな行動がどんな順序で起こらなければならないかを洗いだした。
1 はすでに行動レパートリーにある。 2 も簡単な先行条件(「こうやって下さい」と手本を見せながら促す)によって生じる行動である。だから訓練する必要はない。水を恐れるレスポンデントがある人にとって 3 は克服すべき最初の問題だ。そこで、支援者が系統的脱感作法を使い、反射化した水やプールを中性子に戻した。 4 から 7 を実現するためには、リラックスした自由形で、できるだけ長い時間泳げるようにした。遠泳に最適なフォームを、自分が泳いでいるビデオ観察することで分析した。こうして具体的な標的行動のリストができあがった。
(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.47~p.48)
【引用おわり】
ここでは、イルカと泳ぐことだけの内容になっている。しかし、他の要素として、南の島に行くための資金をどのように準備するかなども必要だ。このことだって、なかなか大変である。また、いつどこに行くか。休みはとれるかなどもある。実現のためには、意外とさまざま考えるべきことが多いのである。
今日(きょう)は 令和(れいわ)7年2月26日 水曜日(すいようび)。
今日(きょう)は 「二・二六事件(にてんにろくじけん)の日」です。
1936年(昭和しょうわ11年)2月26日 クーデター事件(じけん)がありました。
陸軍(りくぐん)の 青年将校(せいねんしょうこう)たちが 首相官邸(しゅしょうかんてい)
などを 襲撃(しゅうげき)して 政府(せいふ)を 倒(たお)そうとしたのです。
結局(けっきょく) 失敗(しっぱい)に 終(お)わりました。
非常に難しい究極の目的を実現するには、漠然とした望みだけでは夢や空想でしかない。順序だてた具体的な計画が必要だ。それが「課題分析」と言われるものである。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第87回目の引用である。
【引用はじめ】
"南の島でイルカと泳ぐこと" という究極の目的を実現したい。しかし、これだけだと漠然としていて、すぐに訓練を始められない。最初に標的行動をより具体的に決めなければならない。そのためには課題分析を行う。
課題分析では、最終的な目標課題を達成するために、どんな行動がどんな順序で起こらなければならないかを洗いだしていく作業である。 "南の島でイルカと泳ぐこと" の究極の目的を課題分析すると、
(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.47)
【引用おわり】
「課題分析」では、目的にそった内容を記述しなければならない。どんな行動をどのような順序で行うべきか。具体的に行動すべきことを表すことが重要だ。視覚的に見えるようにするのである。それが、上記の引用で示した "南の島でイルカと泳ぐこと" という目的を課題分析したものである。
今日(きょう)は 令和(れいわ)7年2月25日 火曜日(かようび)。
今日(きょう)は 「茂吉忌(もきちき)」です。
1953年(昭和しょうわ28年)2月25日 斎藤茂吉(さいとうもきち)が
亡(な)くなった日です。
斎藤茂吉(さいとうもきち)は 上山市出身(かみのやまししゅっしん)です。
短歌作家(たんかさっか)として 有名(ゆうめい)です。
精神科医(せいしんかい)でもありました。
上山市(かみのやまし)には 斎藤茂吉記念館(さいとうもきちきねんかん)が
あります。
泳げるようになりたい。そう思っても、泳げるようになるには、泳ぐための行動レパートリーを習得する必要がある。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第86回目の引用である。
【引用はじめ】
パフォーマンス・マネジメントで問題を解決するときには、最初に現状のABC分析を行って問題の原因を推定する。問題が先行条件(A)や結果(C)ではなく行動(B)にある場合、すなわち、何をすべきか分かっていて "やる気" もあるのに、実行できない場合、これは標的行動が行動レパートリーとして習得されていないことが原因である。
泳ぎたいと思っていても、泳げない人にとって、水泳選手みたいには真似できない。水中で脱力したり、足を腿から動かすという行動が、まだレパートリーに入っていないからだ。
このような場合には、新しい行動をレパートリーに組み入れるための訓練が必要になる。
(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.47)
【引用おわり】
泳ぐための行動レパートリーが未習得 である。そこで、行動レパートリーがスムーズに習得できるように易から難へと順序良く学べるようにするのがいい。そうすると、失敗を少なくして習得できる。スピーディーな習得が可能である。
今日(きょう)は 令和(れいわ)7年2月24日 月曜日(げつようび)。
今日(きょう)は 3連休(れんきゅう)の 最終日(さいしゅうび)。
振替休日(ふりかえきゅうじつ)です。
朝(あさ)は 氷点下(ひょうてんか)5度(ど)まで 下(さ)がりました。
晴(は)れわたって いい天気(てんき)になっています。
蔵王(ざおう)の スキー場(じょう)は とてもいいスキー日和(びより)かなあ。
溺れたことがきっかけでプールが怖くて、近づくこともできなかった。その人を系統的脱感作法を使って、プールに入れるようになった。その後、段階的な支援によって、脱力して浮くことができるようになり、ばた足で進めるまでになった。さらに、一歩一歩自由に泳げるところまでいった。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第85回目の引用である。
【引用はじめ】
ゆっくりではあるが、泳げなかった人は一歩一歩確実に標的行動(ばた足で12m進む)を習得していた。第三段階では、息継ぎが、第四段階では腕の動きが、第五段階ではすべての組み合わせがおなじように指導され、彼は1000mを泳ぎきれるようになっていた。
もう水は怖くない。自由形で思う存分、泳ぐことができる。
(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.46~p.47)
【引用おわり】
泳げるようになるまで、ステップバイステップで支援を続けた。水中で浮く、ばた足で進む、息継ぎ、腕を動かす、それらの動きを組み合わせるなどができるようにしたのである。支援者がモデルを示したり、動きがうまくいったらすかさず誉めた。失敗したら、具体的に動き方を指摘したのである。こうした地道なやり方が功を奏する結果となった。
今日(きょう)は 令和(れいわ)7年2月23日 日曜日(にちようび)。
3連休(れんきゅう)の 中日(なかび)です。
2月23日は 天皇誕生日(てんのうたんじょうび)です。
現在(げんざい)の 天皇(てんのう)は 第(だい)126代(だい)の
天皇(てんのう)徳仁(なるひと)です。
天皇陛下(てんのうへいか)は 65歳(さい)の 誕生日(たんじょうび)を
迎(むか)えられました。
この日は 皇居(こうきょ)において 一般参賀(いっぱんさんが)が
行(おこな)われます。
泳げない人にとって、 "ばた足で進む" のも難しい。それで、標的行動を "ばた足で12m進む" として、6つの達成基準を決めて練習をした。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第84回目の引用である。
【引用はじめ】
第二段階では "ばた足で12m進む" が標的行動として設定された。それが次のとおりである。
練習は、毎回、前回までのおさらいをする。それから、支援者が手本を見せ、本人がやってみる。それを支援者が上記の6つの達成基準から評価して、すぐに指導する。だからアドバイスはすべて具体的になる。
「足首がきれいに伸びましたね。いいですよ」とか「足が膝からしか曲がってません。桃から動かすようにしましょう」と、誉めるにしても、間違いを指摘するにしても具体的だ。単に「いいですね」とか「だめ、だめ」というように、合格か不合格かだけを伝えるのではない。また、「流れるように足を動かして」のような抽象的な表現や、「体が沈みすぎないよう」のように、本人にとってはどうすればいいのかが分からないような指示も避けるようにした。
(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.46)
【引用おわり】
標的行動を具体的に決め、6つの達成基準も明確なものにした。練習に際しては、おさらいを欠かさず、支援者による手本を示す。達成基準どおりになっているかどうかを行動の直後に評価する。うまくいけば強化する。うまくいってなければ、具体的なことばで指摘するのである。
今日(きょう)は 令和(れいわ)7年2月22日 土曜日(どようび)。
雪(ゆき)が 横(よこ)なぐりに 降(ふ)っています。
これでは 外出(がいしゅつ)する 気(き)になれません。
今日(きょう)から 3連休(れんきゅう)。
こたつに入って ぬくぬくしているのが いいですね。
今日(きょう)は 「猫(ねこ)の日」です。
ネコを 抱(だ)いて 毛(け)づくろいしてあげると いいかもしれません。
ネコ 飼(か)っていますか。
泳げるようにするために、 "ばた足で進む" ことを標的行動に設定して、6つの達成基準を設けた。一つ一つの基準がどうなっているかを、支援者による動画を提示した。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第83回目の引用である。
【引用はじめ】
泳げなかった人が泳げるようにするために、第二段階では "ばた足で進む" が標的行動として設定された。まだ息継ぎはしない。顔を水面につけたまま足を動かして進むだけだ。支援者は、自分がばた足で進んでいるところを録画し、どんな特徴があるか何度も観察した。そして足の動かし方や、足首の曲げ方など、6つの達成基準を洗いだした。
その達成基準は次のとおりである。
第二段階では "ばた足で12m進む" が標的行動として設定された。それが次のとおりである。
(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.46)
【引用おわり】
"ばた足で12m進む" という標的行動を段階的に達成する基準を6つ設定した。それを一つずつ達成するために、支援者による動画を観察して、実際にそのとおりできるようになるまでやってみるのである。
今日は 令和7年2月21日 金曜日。
今日は 「東京初の日刊新聞創刊日」です。
1872年(明治5年)2月21日 東京日日新聞が 創刊されました。
現在の 毎日新聞です。
創刊号は 1面だけの 新聞でした。
泳げなかった人が、水中で脱力して浮くことができるようになった。次はどのような練習すればよいか。第二段階の標的行動を設定する。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第82回目の引用である。
【引用はじめ】
泳げるようになるための第一段階として、 "水の中で全身の力を抜き、浮いていられるようにする" という標的行動を設定した。4つの課題を用意し、それぞれに達成基準を設けた。
第二段階では "ばた足で進む" が標的行動として設定された。それが次のとおりである。
第2段階 ばた足で12m進む。ただし、
(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.45~p.46)
【引用おわり】
水に対する恐怖心が強く、プールといっただけで、緊張していた人が、系統的脱感作法によって、プールに入ることまではできるようになった。そして、何とか水中で脱力して浮くこともできるようになった。今度は、 "ばた足で進む" のを標的目標とした。6つの課題を設けて少しずつ達成するようにしたのである。
今日(きょう)は 令和(れいわ)7年2月20日 木曜日(もくようび)。
日本一(にほんいち)の 雪(ゆき)が降(ふ)るところが 山形県(やまがたけん)
にはあります。
大蔵村(おおくらむら)の 肘折(ひじおり)では ありません。
西川町(にしかわまち)の 志津温泉(しずおんせん)です。
5メートルもの積雪(せきせつ)です。
2階(かい)の窓(まど)まで 雪(ゆき)で 家(いえ)が 埋(う)まって
しまうのです。
玄関(げんかん)が 通(とお)れるようにするために 3時間(じかん)も
かけて雪(ゆき)かきします。
道路(どうろ)を 確保(かくほ)するために 雪(ゆき)の壁(かべ)が
できています。
泳げるようになりたい。そのために、具体的な標的行動を設定するのがいい。まず、水中で脱力して浮くことができることから始める。支援者は手本を示しながら、うまくいったら誉めるのである。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第81回目の引用である。
【引用はじめ】
パフォーマンス・マネジメントを使って問題を解決しようとするときに着目する具体的な行動を、標的行動と呼ぶ。泳げるようになるための第一段階として、 "水の中で全身の力を抜き、浮いていられるようにする" という標的行動を設定した。そしてこの標的行動を身につけるため、4つの課題を用意し、それぞれに達成基準を設けた。
各課題では、まず支援者が手本を示し、相手にそれを真似させた。そしてうまくできているところを誉め(「いいですね。腕の力がよく抜けています」)、直すべきところを具体的に指示した。(「肩の力を抜いて下さい」)。一つ一つの課題の基準が達成されるまで、練習を繰り返した。
(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.45~p.46)
【引用おわり】
泳げるには、まず水中でもバタバタせず、全身の力を抜けるようにしなければならない。初心者は、どうしても、水中では緊張して脱力できない。それができるまで、ゆっくりと練習する必要がある。本人の実情に即して具体的に標的行動を設定するのである。
今日(きょう)は 令和(れいわ)7年2月19日 水曜日(すいようび)。
今(いま) 9時(じ) 過(す)ぎ。
青空(あおぞら)が 広(ひろ)がる いい天気(てんき)になっています。
気温(きおん)は マイナス3度(ど)。
早朝(そうちょう)は マイナス5度(ど)以下(いか)と なりました。
冷(ひ)えこみました。
午後(ごご)からは 雪(ゆき)もようになりそうです。
今日(きょう)も 暖(あたた)かくして 仕事(しごと)に はげみましょう。
泳げないことで悩んでいる人には、どんな方法を使えば泳げるようになるか。まずは、水の中では脱力していれば、浮くことができる経験を積み重ねる必要がある。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第80回目の引用である。
【引用はじめ】
泳げない人が泳げるようにするにはどうするか。泳げるようになることを望んでいる人に対するやり方である。まず、人間の体は基本的には水に浮くようにできている。脱力していれば、手足をバタバタさせなくても沈まない。かなづちとは違うのだ。そこで、手をバタバタさせる行動を消去することから始める。
第1段階 水の中で全身の力を抜き、浮いていられるようにする。
(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.45)
【引用おわり】
水中で、いろいろな姿勢で脱力できるようにする。そうすれば、浮く感覚を覚えられる。段階的に確実に浮く感覚を身につける方法が上記に示したやり方である。
今日(きょう)は 令和(れいわ)7年2月18日 火曜日(かようび)。
今日(きょう)も 雪(ゆき)が 激(はげ)しく 降(ふ)ったりしていました。
天気(てんき) 良(よ)くなかった。
今日(きょう)は 「雨水(うすい)」とよばれる日です。
雪(ゆき)や氷(こおり)がとけて 水(みず)になるころです。
雪(ゆき)に 代(か)わって 雨(あめ)になりはじめるころです。
草木(くさき)も 芽(め)を 出(だ)し始(はじ)めます。
うぐいすの 鳴(な)き声(ごえ)が 聞(き)こえ 始(はじ)めるところもあります。
山形(やまがた)は まだまだですが。
辛い苦痛は、思い出さないより、思い出して取り除く方がいい。できるだけ辛さを感じないようにして、だんだんと辛さの強度になれるようにしていく。そして、最終的に辛さを克服できるようにする。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第79回目の引用である。
【引用はじめ】
辛いことはできるだけ思い出さず、そっとしておくのが一番と考えるかもしれない。でも、実は、辛いことを忘れたかったら、辛さを思い出させるような刺激や状況や、できるだけ辛さを感じないようにして見たり、聞いたり、考えたりした方がいいのだ。
行動は遺伝と歴史と現状の三つの条件に影響されるとし、特に過去の行動随伴性が、いわゆる『性格』とされる個人差を築きあげているのである。レスポンデントの場合、反射に関しては遺伝によって完全に決定されている。そして条件反射、すなわちどんな中性子が反射化しているかは、個人の歴史による。AB行動随伴性の歴史によって、何を心地よく感じ、何に不安や恐怖を抱き、どんな時に緊張したり、リラックスするかが変わってくるのだ。
(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.44)
【引用おわり】
レスポンデントと呼ばれる反射は、遺伝によって決定されている。そして、先行条件(A)と行動(B)の随伴性が性格となる。何で不安を感じ、何で快を感じるかは、それで決まるのである。
今日(きょう)は 令和(れいわ)7年2月17日 月曜日(げつようび)。
今日(きょう)は 「天使(てんし)のささやき記念日(きねんび)」です。
天使(てんし)のささやきとは 「ダイヤモンドダスト」のことです。
「ダイヤモンドダスト」とは マイナス20度(ど) 以下(いか)になると
空気中(くうきちゅう)の 水蒸気(すいじょうき)が 凍(こお)って 氷(こおり)の
結晶(けっしょう)になることです。
1978年(昭和しょうわ53年)2月17日 北海道(ほっかいどう)
幌加内町(ほろないちょう)で マイナス41.2度(ど)を 記録(きろく)しました。
それで「天使(てんし)のささやき記念日(きねんび)」としました。
プールで溺れたことがある人は、プールのことを思い浮かべただけで苦痛を感じてしまう。これをなんとか取り除きたい。どうすればよいか。系統的脱感作法を用いるのがいい。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第78回目の引用である。
【引用はじめ】
A子の小学校の体育の時間にプールで溺れそうになったという経験とその後の恐怖症はどのようにすれば取り除くことができるか。
系統的脱感作法によって恐怖を取り除くやり方がいい。
派生の原理によって反射子化した中性子を元に戻すためには、反射子とは組み合わせずに単独で提示すればよい。リラクセーションを使って緊張をとき、徐々に反射子化した状況を導入し、恐怖反応ができるだけ起こらないようにするのである。これをAB分析すると次のようになる。(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.43~p.44)
【引用おわり】
プールに対する苦痛反応を取り除くために、系統的脱感作法用いる。はじめは、リラックスさせてプールについてイメージさせる。ちょっとでも、苦痛を感じるようだったら、それを止める。そして、苦痛を感じなくなったら次の段階にうつる。次は、プールの写真を見せる。それに慣れたら、プールで泳いでいる映像を見せる。さらに、実際のプールに行って苦痛感じなければ次に進む。プールで水に実際にさわらせる。今度はプールの中に入る。泳いでみる。このようにだんだんと苦痛が感じられないようにプールに慣れさせるのである。これが系統的脱感作のやり方である。
今日(きょう)は 令和(れいわ)7年2月16日 日曜日(にちようび)。
2月も 半(なか)ばが過(す)ぎました。
1月 正月(しょうがつ)が 終(お)わって もう2月も半(なか)ばです。
2月は 28日間(かん)しかありません。
いつもの月(つき)より 2日か3日も少(すく)ない。
12か月の中(なか)でも 一番(いちばん)日(ひ)にちが少(すく)ない月(つき)です。
だんだんと 春(はる)に近(ちか)づいていきます。
雪(ゆき)も 少(すこ)しずつ解(と)けていきます。
春(はる)が 待(ま)ち遠(どお)しい。
今日(きょう)も いい天気(てんき)になりました。
プールが苦手になって、プールのことを考えただけで恐怖してしまう人がいる。そのようなトラウマを抱えるようになったのはなぜか。レスポンデント反応による説明では、下記のようになる。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第77回目の引用である。
【引用はじめ】
[↑ 派生]
A(先行条件)肺に水 → B(行動)苦痛
プールに入ったり、泳いでいる自分を泳いでいることは、初めは中性子であり、苦痛を引き起こさなかった。ところが溺れかけて肺に水が入り、プールや泳ぐことが苦痛と組み合わされ、派生の原理が働いて、これらの状況が反射子化してしまった。プールのことを考えただけで溺れたような苦しさを味わうようになってしまった。このレスポンデントがA子の "トラウマ" の正体だったのだ。
(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.43)
【引用おわり】
プールで溺れて水を飲み込んでしまった。それも水か肺に入ったのである。その苦しみがプールのことを考えただけでも、感じてしまうのである。
今日(きょう)は 令和(れいわ)7年2月15日 土曜日(どようび)。
今日(きょう)は 快晴(かいせい)になりました。
空(そら)は 真(ま)っ青(さお) あたりは 雪(ゆき)でまっ白(しろ)です。
すばらしい 天気(てんき)になりました。
早朝(そうちょう) 朝日(あさひ)は まぶしく輝(かがや)き 西(にし)の空(そら)には
青空(あおぞら)に白(しろ)く月(つき)が うかんでいました。
うれしくなる 景色(けしき)です。
私たちは物事がうまくいったりしたら、高揚感をおぼえる。よくやったとうれしさがこみあげてくる。これも心拍数や血圧が上昇するレスポンデント反応である。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第76回目の引用である。
【引用はじめ】
レスポンデントには嫌悪的な反応ばかりではない。大きな契約が結べたときの達成感や連休の事を考えるときの興奮も、中性子が反射子化したためのレスポンデントである。なにかつけ暖かい言葉をかけてくれ、いつも微笑んでいる上司なら、その名前を思い浮かべただけで、なんとなくホッとした気持ちになるかもしれない。右記は、AB分析による部下から慕われる上司の例である。
(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.42)
【引用おわり】
サッカー選手が見事なゴールを決めた。「やったー」と飛び跳ねて喜ぶ。こうした興奮状態はレスポンデント反応である。ポジティブなものについても、レスポンデント反応はみられる。
今日(きょう)は 令和(れいわ)7年2月14日 金曜日(きんようび)。
今日(きょう)は 「バレンタインデー」です。
女性(じょせい)から 男性(だんせい)に チョコレートを 贈(おく)る日です。
アメリカでは 男性(だんせい)が 女性(じょせい)に プレゼントする日です。
日本(にほん)とは 逆(ぎゃく)の習慣(しゅうかん)です。
1958年(昭和しょうわ33年) 東京(とうきょう)のデパートがチョコレートを
売(う)り出(だ)したのが始(はじ)まりと 言(い)われています。
上司を目の前にすると、委縮してしまう。そうしたことが起きるのはなぜか。今までの経験がそうしている。たまたま大きなミスがあって、それで怒られた。それが原因である。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第75回目の引用である。
【引用はじめ】
最初は何の恐れも感じなかった上司に、ある日、会議の寸前に用意した資料に間違いが見つかって、こっぴどく怒られた。それ以来、その上司の前では、どうも委縮してしまい、うまく話せない、目を合わせられない。これは職場における不幸なレスポンデントの例である。(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.42)
【引用おわり】
上司に出会っただけで、恐怖反応が起きる。ドキドキして、目を避けてしまう。また、怒られるのではないか。また、失敗するのではないか。こうしたレスポンデント反応が起きるのである。
今日(きょう)は 令和(れいわ)7年2月13日 木曜日(もくようび)。
今朝(けさ)は 小雨(こさめ)が 降(ふ)っていました。
それが 横(よこ)なぐりの こまかい雪(ゆき)に 変(か)わっています。
天候(てんこう)の 変化(へんか)が はげしい一日(いちにち)になりそう。
あんまり 雪降(ゆきふ)ってほしくないなあ。
何かの失敗などによって、罵声を受けたりすると恐怖反応が生ずる。そうした経験によって、どんな人に対しても罵声があれば、心拍数が上がり、血圧も上昇することになる。これがレスポンデント反応だ。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第74回目の引用である。
【引用はじめ】
あがり症の人に限らず、苦手な人というのは誰にでもいるものである。これも何らかの苦痛な体験が、その人を中性子から反射子へと変化させたと考えられる。罵声はそもそも中性子であるが、これが威喝的な声や暴力と結びついて、普通はすでに嫌悪的な反射子になっており、罵声を受ければ、心拍数や血圧が上昇するなどの恐怖反応が生ずる。このため、誰かから罵声を受けるとその人がこの機能を引き継ぎ、新しいレスポンデントが形成される。
(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.42)
【引用おわり】
罵声などの嫌悪的刺激は、恐怖反応を引き起こし、行動が消極的になる。過緊張など不適切な行動になりがちだ。心拍数や血圧が急激に上昇するなどの生理的な反応を起こす。レスポンデント反応が起きるのである。
今日(きょう)は 令和(れいわ)7年2月12日 水曜日(すいようび)。
山形市(やまがたし)は 今(いま) 積雪(せきせつ)が 40センチ。
いつになく多(おお)くなっています。
今日(きょう)は 雪(ゆき)もなく 穏(おだ)やかな天気(てんき)でした。
昨日(きのう)までは 降(ふ)ったねえ。
他(ほか)のところも たくさん降(ふ)っています。
肘折(ひじおり) 大井沢(おおいさわ)は 3メートルもあります。
雪(ゆき)かきで 苦労(くろう)しているよねえ。
これからも まだ降(ふ)るのかなあ。
あがり症の人は、人前に出ると、極度に緊張してぶるぶる震えたり、声が出なくなったり、冷や汗が出たりする。言うべきことが言えなくなるのである。いざという時に、体がこわばって人前に出ることができなかったりするのだ。なぜ、こうした症状が出るのだろう。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第73回目の引用である。
【引用はじめ】
レスポンデントは、我々の感情や感覚と密接な関係を持っている。たとえば強度のあがり症はかつて人前で強い苦痛刺激(怒られたとか恥をかいた)を受け、人前という中性子が血圧や心拍数の増加、すなわち緊張を引き起こす反射子になったレスポンデントであると分析できる。
(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.42)
【引用おわり】
あがり症は、人前に出たときの苦痛といった経験によるものである。緊張からくる反射的な血圧上昇、心拍数の増加によって、やるべきことができなくなってしまう。条件反射がもたらすものである。
今日(きょう)は 令和(れいわ)7年2月11日 火曜日(かようび)。
今日(きょう)は 「建国記念(けんこくきねん)の日」です。
「国年(こくみん)の祝日(しゅくじつ)」です。
1966年(昭和しょうわ41年)に 制定(せいてい)されました。
昔(むかし)は 紀元節(きげんせつ)として 神武天皇(じんむてんのう)が
即位(そくい)した日として 祝(いわ)われました。
生得的な反射行動は、レスポンデント行動と呼ばれるものである。犬に肉片を見せるだけで涎をたらす反射などである。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第72回目の引用である。
【引用はじめ】
レスポンデントには強化の原理や弱化の原理は働いてない。ベルの音を聞かせて犬がよだれをだし、それを肉片で強化しているわけではない。唾液を分泌した直後に肉片が食べられなくても、犬は涎を流し続ける。唾液分泌は先行条件(A)のみによって引き起こされているからだ。だから、レスポンデントの分析にはABC分析ではなく、次のAB分析を使う。行動(B)には、必ず、生得的に身に付いている行動が入る。レスポンデントでは、派生の原理によって中性子が反射子化する。行動には変化がない。新しい行動が学習されるわけではないからだ。
(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.41~p.42)
【引用おわり】
生得的な反射行動は、先行条件があれば生ずる行動である。そこが、新しい行動を学習するものとは異なる。先行条件によって、必然的に反射が起こるのである。
今日(きょう)は 令和(れいわ)7年2月10日 月曜日(げつようび)。
ラーメン消費額(しょうひがく)日本一(にほんいち)は 今年(ことし)も
山形市(ゆまがたし)になりました。
3年(ねん)連続(れんぞく)です。
「ラーメンに 最(もっと)もお金(かね)を使(つか)った街(まち)」です。
あなたは どんなラーメンが好(す)きですか。
しょうゆラーメン みそラーメン チャーシューメン つけ麺(めん)
いろいろあるなあ。
迷(まよ)うなあ。
パブロフによる条件反射の実験は有名である。犬は肉片がなくてもベルを鳴らしただけで、よだれをたらすようになったのである。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第71回目の引用である。
【引用はじめ】
パブロフというロシアの生理学者が行った実験は有名である。初めはベルの音を聞いてもよだれをたらさない犬が、ベルをならしてから肉片を与えることを何回か繰り返すと、ベルの音を聞いただけでよだれをたらすようになる。
犬にとって肉片は生得的に唾液の分泌を引き起こす。これを反射という。ここでは肉片のように反射を引き起こす刺激を反射子と呼ぶことにする。一方、ベルの音は生得的には唾液の分泌を引き起こさない。ところがベルの音と肉片を続けてみせると、派生の原理が働いて、ベルの音だけで唾液が分泌されるようになる。これを条件反射という。
(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.41)
【引用おわり】
パブロフは、肉片とベルの音が結びついて、犬がよだれをたらすことを明らかにした。こうした反射行動を見出した画期的な実験だった。これによって、生理的な行動原理を説明する新しい理論を構築したのである。
今日(きょう)は 令和(れいわ)7年2月9日 日曜日(にちようび)。
今日(きょう)も 雪(ゆき)だ。
ひっきりなしに 雪(ゆき)が 降(ふ)り続(つづ)いています。
あちこちで 雪(ゆき)かきに 精出(せいだ)しています。
毎日(まいにち)で 疲(つか)れます。
雪(ゆき)が 止(や)んでほしいなあ。
私たちの行動のほとんどがオペラントと呼ばれるものである。もう一つ、遺伝的な行動としてレスポンデントという行動がある。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第70回目の引用である。
【引用はじめ】
パフォーマンス・マネジメントを使って解決する行動は、みなオペラントと呼ばれる種類の行動である。パフォーマンス・マネジメントの対象となるのは十中八九、オペラントだと言ってよい。オペラントとは生物が環境に働きかけ、環境が生物に働きかける、いわば生物と環境にあたる行動だと考えられる。
ところが行動にはもう一つ、別の種類の行動がある。それがレスポンデントと呼ばれる行動だ。レスポンデントは、そもそも遺伝的に備わっている反射が、派生の原理よって様々な刺激によっても引き起こされるようになった行動だ。
(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.41)
【引用おわり】
オペラントは、行動の直後の環境の変化によってコントロールされるものである。レスポンデントは行動の直前の刺激によってコントロールされるものだ。遺伝によって制約される行動である。
今日(きょう)は 令和(れいわ)7年2月8日 土曜日(どようび)。
あいかわらず 雪降(ゆきふ)りが 続(つづ)いています。
肘折(ひじおり) 大井沢(おおいさわ)は 3メートル越(ご)えの 積雪(せきせつ)に
なりました。
山形市内(やまがたしない)は 40センチ。
去年(きょねん)は ほとんど 雪(ゆき)がありませんでした。
それに比(くら)べたら すごい降(ふ)り方(かた)です。
毎日(まいにち) 雪(ゆき)かきで 疲労(ひろう)こんぱいです。
パフォーマンス・マネジメントが取り扱う行動のほとんどが、オペラント行動とよばれるものである。私たちの行動と環境との相互関係によって生ずるものだ。仕事にかかわる行動や家庭生活などのことである。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第69回目の引用である。
【引用はじめ】
パフォーマンス・マネジメントを使って解決する行動は、たとえば、ワープロで余白を指示通りに設定する、書類を処理する、マスクをつけるなど、みなオペラントと呼ばれる種類の行動である。パフォーマンス・マネジメントの対象となるのは十中八九、オペラントだと言ってよい。オペラントとは生物が環境に働きかけ、環境が生物に働きかける、いわば生物と環境にあたる行動だと考えられる。
(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.41)
【引用おわり】
行動と環境との関係でオペラント行動は、変化する。オペラント行動がより良い変化を導くようにするのが、パフォーマンス・マネジメントである。
今日(きょう)は 令和(れいわ)7年2月7日 金曜日(きんようび)。
雪(ゆき)が 降(ふ)り続(つづ)いています。
積雪(せきせつ)も 増(ふ)えています。
毎日(まいにち) 雪(ゆき)かきです。
筋肉痛(きんにくつう)になります。
この雪(ゆき)は いつまで続(つづ)くのかなあ。
おぼれた経験があって、プールで泳ぐことに対する恐怖反応が著しかった。それを克服するために系統的脱感作法が用いられた。最初は、イメージトレーニングで、そしてだんだんと実際のプールによる実技で恐怖を取り除くことに成功した。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第68回目の引用である。
【引用はじめ】
水に対する恐怖をなくす計画として「系統的脱感作法」を用いた。
室内におけるイメージトレーニングは難なくこなすことができた。しかし、プールでの実習は難航した。本物の水を目の前に足はすくみ、心拍数は急激に上昇した。そんなとき、すぐにセッションを中止し、室内へ戻った。本人が落ち着いて、恐怖反応が無くなってから、またセッションを継続した。
もし恐怖反応がでそうになったら、南の島でイルカと泳いでいる自分をイメージするように指示した。できるだけ楽しく、リラックスしたイメージが思い浮かべるよう工夫した。
こうしたセッションを数回続けることで、本人はプールに腰まで浸かれるようになり、肩まで水がきても、水面に波がたっても大丈夫になり、最後には水中に潜ることもできるようになった。プールに対する恐怖反応が消えたのだ。
(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.41)
【引用おわり】
恐怖反応を取り除くためには、あまり恐怖を感じられない場面から段階的に目的とする場面に近づくようにステップを組み立てる。もちろん、少しでも恐怖反応があったら、恐怖を感じないステップに戻って、落ち着いたら次の段階へ進む。そして、目的とする場面まで進んで恐怖反応を感じなくするのである。これが、系統的脱感作法である。
今日(きょう)は 令和(れいわ)7年2月6日 木曜日(もくようび)。
山形市内(やまがたしない) 積雪(せきせつ)40センチになっています。
絶(た)え間(ま)なく 雪(ゆき)が降(ふ)っています。
この雪(ゆき)は 日曜(にちよう)ごろまで 続(つづ)くという 予報(よほう)です。
雪(ゆき)かきするのも 一苦労(ひとくろう)。
晴(は)れ間(ま)を ねらっての 雪(ゆき)かきです。
おぼれたことが災いして、泳ぐことに対する恐怖が大きい。その恐怖をなくすために、徐々にプールに入れる対策がとられた。それが「系統的脱感作法」である。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第67回目の引用である。
【引用はじめ】
水に対する恐怖をなくす計画「系統的脱感作法」による
イメージによる1~3のステップは問題なく進むだろう。トレーニング最中に恐怖反応がでないようにすることが大事だ。そのためには急がず、時間をかけた方がいい。
(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.40~p.41)
【引用おわり】
プールなどに対する恐怖をなくすために、始めはあまり抵抗がない場面をイメージするやり方がとられる。リラックスした状態で、プールなどを思い浮かべるようにしたのである。だんだんと難しい課題をクリアしていって、現実場面に近づけていくやり方である。恐怖反応があったらそのステップは中止して、前のステップに戻るなどを繰り返しながら、実際のプールに入れるまでステップアップしてゆく。これが「系統的脱感作法」である。
今日(きょう)は 令和(れいわ)7年2月5日 水曜日(すいようび)。
今日(きょう)は 「笑顔(えがお)の日」です。
2月5日は 「ニ(2)コ(5)ニコ」と読(よ)む ごろ合(あ)わせからです。
ニコニコと いつも笑顔(えがお)でいようという日です。
今日(きょう)も 明日(あした)も ずっと 笑顔(えがお)で 過(す)ごしましょう。
おぼれた経験があって、水への恐怖がある。それをなくすために、どうすればいいか。恐怖反応を徐々になくすために、「系統的脱感作法」が用いられる。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第66回目の引用である。
【引用はじめ】
おぼれたこともあって、水泳が苦手だ。泳ぐことに対する恐怖反応をなくすには、どうすればいいか。「系統的脱感作法」という手法がよく使われる。
水に対する恐怖をなくす計画「系統的脱感作法」による
(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.40)
【引用おわり】
「系統的脱感作法」というのは、最初イメージによって水など慣れさせて、恐怖反応をなくしていく。そして、実際の水やプールなどにだんだんと慣れさせていくやり方である。少しでも、恐怖反応が出たら中止して、前の段階からやり直し次に進めていくのである。
今日(きょう)は 令和(れいわ)7年2月4日 火曜日(かようび)。
明日(あす)から 大雪(おおゆき)が 降(ふ)るとの予報(よほう)です。
それも 4・5日続(つづ)くとのことです。
送迎(そうげい)の車(くるま)も 渋滞(じゅうたい)に 巻(ま)き込(こ)まれたりして
遅(おそ)くなるかもしれません。
運転士(うんてんし)さんは 安全運転(あんぜんうんてん)を 常(つね)に
こころがけてくれています。
特(とく)に 乗(の)り降(お)りは 気(き)をつけて。
相手をコントロールしようとすると、どうしても反発にあう。強制されていることが、嫌子となるからである。指示などには従わないことになる。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第65回目の引用である。
【引用はじめ】
誰かが自分の行動をコントロールしようとすることも、たいていの場合、嫌子として働く。コントロールしようとすると、反発の原理が働いて、逆らったり、反抗する行動が起こりやすくなる。相手が困ることが好子になるからだ。これをカウンターコントロールとも呼んでいる。 反発の原理が働かないようにするためには、相手に選択肢を与えればよい。そして相手が自分の希望と同じ選択したら感謝の気持ちで強化するのだ。
(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.36~p.37)
【引用おわり】
反抗的な態度によって、しつけがうまくいかないということはよくある。相手にとって、意に添わないことを強制するからだ。「反発の原理」はごく普通に生ずるから厄介である。相手の実情に則ったやり方が必要である。一方的な要求だけではダメだ。
今日(きょう)は 令和(れいわ)7年2月3日 月曜日(げつようび)。
昨日(きのう)は 節分(せつぶん)でした。
今日(きょう)は 立春(りっしゅん)です。
春(はる)の気配(けはい)が 立(た)ち始(はじ)める日です。
暦(こよみ)ではそうなっていますが まだまだ寒(さむ)い。
春(はる)を告(つ)げる花(はな)として 梅(うめ)が咲(さ)き始(はじ)めます。
部分強化というのは、連続強化より消去しにくい。行動を維持するためには、部分強化を使ったほうがいい。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第64回目の引用である。
【引用はじめ】
行動するたびに強化されることを連続強化、たまにしか強化されないことを部分強化という。さまざまな研究から、いつも強化される行動よりも、たまに強化される行動の方が消去されにくいことが分かっている。つまり、紋切り型の発言がどこかでたまに強化されている限り、消去の原理が働かない。(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.36)
【引用おわり】
ある行動に関して、連続強化を行っていて、強化を中断するとその行動は消去される。部分強化だと、行動は長続きするのである。
今日(きょう)は 令和(れいわ)7年2月2日 日曜日(にちようび)。
今日(きょう)は 「節分(せつぶん)」です。
季節(きせつ)の 変(か)わり目(め)には 厄(やく)(鬼おに)が生(しょう)ずると
考(かんが)えられています。
それを 追(お)い払(はら)うことで 「豆(まめ)まき」 をするのです。
「福(ふく)は内(うち)、鬼(おに)は外(そと)」と 声(こえ)を出(だ)して
豆(まめ)まきします。
年齢(ねんれい)の数(かず)だけ 豆(まめ)を食(た)べて 厄除(やくよ)けします。
行動はどんな条件によって左右されるのか。遺伝・歴史・現状がどうなっているかで、行動が変わる。それがどう影響し合って、現状の行動を変えるのだろう。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第63回目の引用である。
【引用はじめ】
行動は、遺伝と歴史と現状の三つの条件に影響される。過去の行動随伴性と現状の行動随伴性によって、行動は変わる。
過去の行動随伴性は、 (1) どういう先行条件でどういう行動が起こりやすいか、 (2) どういう行動がどういう結果によって強化されたり弱化されるかを決定する。前者は、すなわち行動レパートリーのことであり、後者は派生の原理によって、どんな環境変化が好子や嫌子として働くようになったかということである。遺伝と過去の行動随伴性の違いによって個人差が生まれる。現状の行動随伴性が同じでも、それぞれが異なるように行動するのは、遺伝と過去の行動随伴性が違うからだ。これらをまとめて、我々は日常、「性格」とか「個性」と呼んでいる。(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.35~p.36)
【引用おわり】
遺伝や歴史によって形成された行動随伴性がまず前提としてある。そこに、現状における行動随伴性がからまることで、個人の行動が生ずるのである。それが個人差となり、個性と総称されものとなる。
今日(きょう)は 令和(れいわ)7年2月1日 土曜日(どようび)。
今日(きょう)は 「テレビ放送(ほうそう)記念日(きねんび)」です。
1953年(昭和しょうわ28年)2月1日 NHKテレビの放送(ほうそう)を
開始(かいし)した日です。
1日の 放送時間(ほうそうじかん)は 4時間(じかん)しかなかった。
白黒(しろくろ)テレビも 当時(とうじ)17万(まん)5千円(せんえん)もしました。
私たちには、さまざまな問題が生ずる。その問題を放置しておけない。どう解決するか。まずは、具体的に捉える必要がある。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第62回目の引用である。
【引用はじめ】
社会の問題であれ、組織の問題であれ、個人の問題であれ、解決しようとするなら、それが誰のどんな行動による問題か、その行動はどういう時に起こるのか、そして、その行動の直後にはどんな結果があるのかを書き出してみる。すなわち、現状のABC分析をしてみることが肝心だ。(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.34)
【引用おわり】
直面している問題にどう対処するか。その方策がABC分析である。先行条件(A)→行動(B)→結果(C)と図式化するとわかりやすい。問題になっている現状を具体的に明らかにすることから始めるのである。その現状がより良い方向に変えるためには、どうするかをさらにABC分析するのである。