泳げるようになりたい。そう思っても、泳げるようになるには、泳ぐための行動レパートリーを習得する必要がある。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第86回目の引用である。
【引用はじめ】
パフォーマンス・マネジメントで問題を解決するときには、最初に現状のABC分析を行って問題の原因を推定する。問題が先行条件(A)や結果(C)ではなく行動(B)にある場合、すなわち、何をすべきか分かっていて "やる気" もあるのに、実行できない場合、これは標的行動が行動レパートリーとして習得されていないことが原因である。
泳ぎたいと思っていても、泳げない人にとって、水泳選手みたいには真似できない。水中で脱力したり、足を腿から動かすという行動が、まだレパートリーに入っていないからだ。
このような場合には、新しい行動をレパートリーに組み入れるための訓練が必要になる。
(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.47)
【引用おわり】
泳ぐための行動レパートリーが未習得 である。そこで、行動レパートリーがスムーズに習得できるように易から難へと順序良く学べるようにするのがいい。そうすると、失敗を少なくして習得できる。スピーディーな習得が可能である。
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