部分強化というのは、連続強化より消去しにくい。行動を維持するためには、部分強化を使ったほうがいい。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第64回目の引用である。
【引用はじめ】
行動するたびに強化されることを連続強化、たまにしか強化されないことを部分強化という。さまざまな研究から、いつも強化される行動よりも、たまに強化される行動の方が消去されにくいことが分かっている。つまり、紋切り型の発言がどこかでたまに強化されている限り、消去の原理が働かない。(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.36)
【引用おわり】
ある行動に関して、連続強化を行っていて、強化を中断するとその行動は消去される。部分強化だと、行動は長続きするのである。
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