あがり症の人は、人前に出ると、極度に緊張してぶるぶる震えたり、声が出なくなったり、冷や汗が出たりする。言うべきことが言えなくなるのである。いざという時に、体がこわばって人前に出ることができなかったりするのだ。なぜ、こうした症状が出るのだろう。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第73回目の引用である。
【引用はじめ】
レスポンデントは、我々の感情や感覚と密接な関係を持っている。たとえば強度のあがり症はかつて人前で強い苦痛刺激(怒られたとか恥をかいた)を受け、人前という中性子が血圧や心拍数の増加、すなわち緊張を引き起こす反射子になったレスポンデントであると分析できる。
(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.42)
【引用おわり】
あがり症は、人前に出たときの苦痛といった経験によるものである。緊張からくる反射的な血圧上昇、心拍数の増加によって、やるべきことができなくなってしまう。条件反射がもたらすものである。
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