私たちの行動のほとんどがオペラントと呼ばれるものである。もう一つ、遺伝的な行動としてレスポンデントという行動がある。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第70回目の引用である。
【引用はじめ】
パフォーマンス・マネジメントを使って解決する行動は、みなオペラントと呼ばれる種類の行動である。パフォーマンス・マネジメントの対象となるのは十中八九、オペラントだと言ってよい。オペラントとは生物が環境に働きかけ、環境が生物に働きかける、いわば生物と環境にあたる行動だと考えられる。
ところが行動にはもう一つ、別の種類の行動がある。それがレスポンデントと呼ばれる行動だ。レスポンデントは、そもそも遺伝的に備わっている反射が、派生の原理よって様々な刺激によっても引き起こされるようになった行動だ。
(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.41)
【引用おわり】
オペラントは、行動の直後の環境の変化によってコントロールされるものである。レスポンデントは行動の直前の刺激によってコントロールされるものだ。遺伝によって制約される行動である。
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