望ましい行動を自発的に繰り返すための「結果」は、どうあるべきかを調べるための方法がある。それがPST分析である。「タイプ」「タイミング」「可能性」の三つの座標軸で明らかにするものだ。そのことに関する、石田本による第120回目の引用である。
【引用はじめ】
PST分析は、次の三つの座標軸を柱としている。- タイプ
- タイミング
- 可能性
左図のように、チェックしたい結果をこの座標軸によって分類すると、行動にどんな影響を与えるか一目瞭然となる。
「タイプ」では、その結果がポジティブ(P)かネガティブ(N)か見る。どちらでも大した差はない。最も重要なのは「タイミング」だ。その結果が、即時(S)に生じるのか、後(A)で生じるのか。また、生じるまで時間差があるかを見る。「可能性」では、その結果が確か(T)なものか、不確実(F)なものかを見る。
以上六つの座標は、それぞれ頭文字をとって「P」「N」「S」「A」「T」「F」と略記する。
(石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」p.142~p.144 2007年 ダイヤモンド社刊)
【引用おわり】
行動への影響するものとして、ポジティブなタイプであるか、ネガティブなタイプであるかによって、結果が異なってくる。それには、タイミング(即時か・後か)、可能性(確かか・不確実か)の違いとなって表れる。タイプがポジでは、PST分析と呼び、タイプがネガでは、NAF分析と呼ぶ。
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