六十秒過ぎると、行動への影響が低下してしまう。「六十秒間ルール」というのは、行動とその結果の関係が、タイミングにおいて「即座(S)」に起きないと行動が継続しないという原理である。そのことに関する、石田本による第140回目の引用である。
【引用はじめ】
しかし、いくら「六十秒間ルール」が有効だったといっても、これを職場で厳格に運用することは難しい。上司が常にべったりとくっついて離れず、部下が望ましい行動をとるたびに褒めたり、ほうびを与えたりできるだろうか。現実問題としてまず不可能である。
人間の場合、言語を持っているので、ある程度のルール化が可能なのである。
(石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」p.159 2007年 ダイヤモンド社刊)
【引用おわり】
「六十秒間ルール」という行動とその結果の関係を変えるには、言語などのルールを適切に用いるようにするといい。行動における結果が60秒以内の「即座(S)」でなくても、言語によって「後(A)」に結果があらわれもいいルールを用いるのである。例えば、散歩したら即座にキャンディーのご褒美をもらう。これが「六十秒間ルール」である。言語によるルール化では、1週間散歩継続したら、ご褒美があるといったやり方である。
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