社員のやる気を高めようと、さまざまな手立てがとられている。それはうまく役立っているのだろうか。そのことに関する、石田本による第124回目の引用である。
【引用はじめ】
社員のやる気を引き出すため、企業はさまざまな取り組みを行ってきた。賞与、慰安旅行、立派な保養施設などがあるし、事務所をおしゃれにしたり、カウンター付きのバーをこしらえたり、精神統一を図るスペースを設けたりと、それなりの経費を投じている。 これらの金銭や福利厚生は、社員が望む行動を繰り返し行うのに、結果として役立つのだろうか。つまり影響力があるのだろうか。PST分析を用いて有効性を検証してみるとどうなるだろうか。
(石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」p.147 2007年 ダイヤモンド社刊)
【引用おわり】
会社が社員のために行っている賞与や慰安旅行などは、社員の適切な行動を生じさせることに役立っているのだろうか。それを明らかにするのがPST分析である。行動におけるタイプはどうか、タイミングはどうか、可能性はどうかをみて、社員の行動に影響しているかを明らかにするのである。
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