その行動が繰り返すか、繰り返さないかは、行動の直後の結果によって決まる。それを明らかにするのが、ABCモデルである。先行条件(A)→行動(B)→結果(C)という因果関係を見える化するものである。そのことに関する、石田本による第119回目の引用である。
【引用はじめ】
望ましい行動をさせるための結果にはどんなものがあるだろうか。それは本人にとって本当に効果があるのか。また、望ましい行動を自発的に繰り返させるためにはどんな結果を与えるのが最も効果的か。それを調べるのがABCモデルである。
- 先行条件(Antecedent)…行動のきっかけとなる目的
- 行動(Behavior)…行為、発言、振る舞い
- 結果(Consequent)…行動によってもたらされるもの
行動はA(先行条件)とC(結果)によって変化する。つまり三者は因果関係にあると言える。人が行動を繰り返すかどうかは結果によって決まるので、望ましい行動を続けさせるには、続けたくなるような結果を生まなければならない。
(石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」p.141~p.142 2007年 ダイヤモンド社刊)
【引用おわり】
ABCモデルにおいて、B(行動)を変えるのは、C(結果)しだいである。C(結果)がどんなものになるかで、B(行動)が増えたり、減ったり、変わらなかったりするのである。 B(行動)の後のC(結果)がわかれば、B(行動)がどうなるかを予測できるということである。
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