喫煙するとその結果をPST分析のタイプ別ではポジティブかネガティブかを分類した。ほとんどがネガティブ(N)である。喫煙によってがんになったり、肺気腫におかされたりする。それでも、タバコを吸い続ける。どうしてか。そのことに関する、石田本による第131回目の引用である。
【引用はじめ】
図14は、喫煙の結果をポジティブ(P)とネガティブ(N)に分類したものだ。両者が混在しているが、ネガティブな結果のほうが多く、しかもそれらはポジティブな結果より深刻かつ重大である。ネガティブな結果がこれほど支配的であるにもかかわらず、喫煙者は一日に何度となくその行動をとっている。常識的には考えられないことだ。禁煙させようとして肺がんの写真を見せることがある。タールで真っ黒になった肺はグロテスクだが、それを見たからといって禁煙の強い動機づけにはならない。なぜ彼らはタバコを吸い続けるだろう。
(石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」p.150~p.152 2007年 ダイヤモンド社刊)
【引用おわり】
タバコを吸った後、すぐはリラックスできたりする。だから、やめられない。がんとか肺気腫になるなんて言われても、タバコを吸ったらすぐになるわけでない。そうだとすれば、一本ぐらいいいとなる。
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