2020年3月10日火曜日

4種類のプロンプト

 プロンプトとは行動に先行して与える刺激のことである。
 特定の場面において、適切な行動を促すために使われる。
 プロンプトには4つの種類がある。
 舞田氏は、「4種類のプロンプト」について、次のように述べる。 
 舞田氏による著書の紹介は第84回目である。


 
【引用はじめ】 
 ① 言語プロンプト
   言葉で促すプロンプトである。答えがわからないとき、最初の一文字をヒントに出したりするプロンプトである。


 ② 身振りプロンプト  
   身体の動きを使ったプロンプトである。




 ③ モデルプロンプト
   誰かが実際にやってみせて、それを真似させるプロンプトである。

 ④ 身体プロンプト   
   身体的誘導である。
   身振りプロンプトやモデルプロンプトと違うのは、相手にしてほしい行動を実際に手をとって、身体的に接触しなが 
  ら、手助けする点である。
   テニスの練習でコーチが手を添えてラケットのスイングを教える方法である。    



(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」 p.2062008年、日本経済新聞出版社刊)  
 
 【引用おわり】

 タイミングよいプロンプトを工夫することで、適切な行動を促すことができるようになる。
 障がいのある子の作業場面において治具を用いたり、環境の構造化をするなどもプロンプトといっていい。

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