2020年3月1日日曜日

行動の原因とは

 行動の原因を探るときは、その直後の状況を把握するのが重要だ。
 この連載では、ずっとそのことを強調してきた。
 それについて、舞田氏は、「行動の原因とは」として、その重要性を述べるとともに、行動に先行する状況の分析も大切として、次のように述べる。 
 舞田氏による著書の紹介は第74回目である。


 
【引用はじめ】

 行動の原因を考えるとき、重要な点は、行動の直後に何が起こったかに目をつけることである。
 行動の原因を知りたいならば、直後に起こった出来事を明らかにする。
 行動を変化させたいならば、行動の直後の結果を操作する。
 しかし、行動は直後に起こることによってだけ変化するわけではない。
 行動の真の理解と改善にとって、直後の状況の変化に加え、先行する状況の分析も重要だ。 


(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」 p.1882008年、日本経済新聞出版社刊)  
 
 【引用おわり】

 行動を引き起こす原因を明確にするには、直前の状況と直後の状況を把握する必要がある。
 そうすることによって、行動をより良く理解できるし、行動の改善方法を明らかにできる。

 

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