2020年3月8日日曜日

プロンプトという行動促進刺激

 行動そのものはできるのだが、タイミングよく必要なとき行動ができない場合がある。
 
 そうしたことについて、舞田氏は、「プロンプトという行動促進刺激」を使うのだと、次のように述べる。 
 舞田氏による著書の紹介は第82回目である。


 
【引用はじめ】

 適切なタイミングで行動を起こすには、プロンプトが必要になる。
 プロンプトとは、行動を「促す」補助刺激である。
 プロンプトは、行動を促すべく、行動に先立って与えるヒントのようなものである。
 ヒントはあくまでヒントであって、答えそのものを教えるわけではない  


(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」 p.2052008年、日本経済新聞出版社刊)  
 
 【引用おわり】

 政治家が演説をするとき、プロンプターを用いる時がある。
 演説原稿を見ながら、聴衆の顔をまっすぐみて演説できる。
 堂々とした演説をできるから用いられるのである。
 演説という行動が容易にできるようにする補助道具である。
 そうした行動を促進するための刺激がプロンプトというのだ。
 

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