2020年3月28日土曜日

皆を巻き込む

 表彰制度をうまく運用するには、それなりに留意すべきことがある。
 それについて、舞田氏はトークンを導入する場合は、「皆を巻き込む」ことだと、次のように述べる。 
 舞田氏による著書の紹介は第102回目である。


 
【引用はじめ】

 せっかくトークン(複数の価値ある好子と交換可能な習得性好子)を導入するのであれば、できる限り人の心を温かくするようなものにしたい。
 たまったトークンを見ると、誇りと喜びがわいてくるようなものにしたいものだ。
 表彰制度は、大部分の社員が「自分には関係ない」と思うようなものであってはいけない。
 どれだけ皆を「巻き込む」か。
 それが成功の秘訣である。   
 

(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」 p.2302008年、日本経済新聞出版社刊)
 
 【引用おわり】

 表彰されることは、自分には縁遠いと思わせるものであってはならない。
 自分もいずれ表彰されるのだと思わせるものにしないと。
 ここまでやれば表彰されて、トークンをもらえるなど明確であれば皆頑張る。
 そうした制度を作り上げることが必要である。
 

0 件のコメント:

コメントを投稿