2020年3月7日土曜日

適切なタイミングで行動ができない

 行動そのものはできるのだが、タイミングよく必要なとき行動ができない場合がある。
 それについて、舞田氏は、「適切なタイミングで行動ができない」ことを、次のように述べる。 
 舞田氏による著書の紹介は第81回目である。


 
【引用はじめ】

 行動が満足のいく頻度や強度で起こらないならば、強化をすればよい。
 行動がまったくできなければ、まずシェイピングやチェイニングで作り上げる。
 だが、行動にはまだほかの問題もある。
 行動そのものができないわけではないが、適切なタイミングで、必要なときにできない場合だ。
 タイミングよくその行動が起こせないときは、行動そのものをシェイピングする必要はない。
 要は、必要なときにその行動ができるようにすることだ。   


(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」 p.204~p.2052008年、日本経済新聞出版社刊)  
 
 【引用おわり】

 行動そのものはできても、適切なタイミングで行動が起こらない、できないとしたらどうするか。
 まさしく、人前でうまく話せないといったことなどは、そうした例である。
 そのためには、メモなど事前に準備することも必要になるのだ。

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