2020年3月30日月曜日

フィードバックはこまめに

 新人研修の良し悪しによって、新入社員の成長が決まる。
 新入社員に成長を実感させれることができれば会社の戦力になる。
 それには、どんな新人研修がいいか。
 それについて、舞田氏は、「フィードバックはこまめに」と、次のように述べる。 
 舞田氏による著書の紹介は第104回目である。


 
【引用はじめ】

 新入社員は自分が成長できることを期待して会社を選び入社してくる。
 入社してすぐに自分の成長を実感させることは、若年社員のモチベーションを高め、早期離職を防ぐ。
 新入社員研修の目的が、会社と本人の両方のために、彼らに少しでも早く会社に慣れ仕事を覚えてもらうことだ。
 本人が最も早く成長できる教え方として、どういう戦術をとるか。
 それには、フィードバックを注意深くやることである。
 フィードバックは一つひとつの行動に対して、こまめに与えることが大切である。
 フィードバックを与えるタイミングは、次回の行動の直前に与えるのが最も効果的だ。
 一つひとつの行動に関して、まず課長や先輩がやってみせ、次にポイントを言って聞かせて、それから本人にさせてみて、結果をフィードバックして、もう一度やらせる。
 あとは、このフィードバックと行動のサイクルを短い期間にたくさん回せば、最も高い学習効果が得られる。     
 

(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」 p.235~p.2372008年、日本経済新聞出版社刊)
 
 【引用おわり】

 適切にタイミングの良いフィードバックが、新人の成長を促す。
 リーダーの適切な行動をまず見せる。
 それを真似させる。
 そして、その良し悪しをすぐにフィードバックする。
 こうしたことを何度も繰り返し、適切な行動ができるようにするのだ。

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