表彰制度のポイント

　表彰制度をうまく運用するには、それなりに留意すべきことがある。
　それについて、舞田氏は「表彰制度のポイント」として、次のように述べる。　
　舞田氏による著書の紹介は第９７回目である。

 【引用はじめ】

　うまくいく表彰制度のポイントは次のとおりである。
　①　透明性を持たせる。
　②　全員が参加する。
　③　誤差を飲み込む。
　④　渡し方が肝心である。　　　

　
（舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント　人と組織を変える方法論」 p.228～p.230、2008年、日本経済新聞出版社刊）  

 

　【引用おわり】

　以上のような表彰の際に考慮すべきポイントを踏まえて、表彰制度を機能させたい。
　単なる形式的なものになっていたとしたらもったいない。
　表彰の対象者がガラス張りになっていること。
　表彰される人が嫉妬の対象になるようでは元も子もない。
　表彰される人と表彰されなかった人との差がそんなにないことをわかってもらえることも大事。
　また、表彰される人には、儀礼的な表彰でなく、心から良かったとの思いを伝えるといったことだ。