舞田氏は、自らの行動をコントロールするための手順について、6つあげている。
1つ目が「標的行動を定義する」ことだった。
2つ目にあげるのが次のような「行動を記録する」ことである。
舞田氏による著書の紹介は第122回目である。
【引用はじめ】
行動を記録することは行動変容のために非常に重要である。
新しい随伴性を導入する前と後とで、どれだけ行動が変わったか確認する必要があるからだ。
また、人間は自分のことは自分が一番よく知っていると思いがちだが、案外そうでもないことがある。
自分では気がつかないうちに過大評価や過小評価をすることも少なくないのである。
実際、行動の記録をとればそれは明確になる。
だから、できるだけ負担をかけずに記録をとるための用紙を工夫して作るとよい。
(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」 p.280~p.281、2008年、日本経済新聞出版社刊)
【引用おわり】
自らがどの程度行動をしているか、明確にすることが重要である。
それが意外とわかっていない。
自らを過大に評価したり、過小に評価していることがあるからだ。
そういう意味で、自らの行動を記録することは重要である。
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