2020年4月12日日曜日

飽和化

 満腹になれば食べ物を受け付けなくなる。
 水分をとり過ぎれば水分を欲しなくなる。
 昼寝しすぎれば、夜眠たくない。
 このことについて、舞田氏は「飽和化」として、次のように述べる。
 舞田氏による著書の紹介は第118回目である。

 
【引用はじめ】


 好子が豊富にある状態では効力が下がる。
 これが好子の飽和化である。
 たくさん食べて満腹になる。
 飲みすぎて二日酔いになる。
 長時間昼寝をしてしまうと、夜眠れなくなる。
 好子を十分に摂取してしまうと、しばらくの間、好子の効力は低減する。  
  
(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」 p.2612008年、日本経済新聞出版社刊)
 
 【引用おわり】

 好子がいっぱいとなれば、強化の効力が下がる。
 好子によって強化できるかどうかは好子の量で決まる。
 好子にもいずれ飽和化するという、限界を考えておく必要がある。

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