2020年4月20日月曜日

ベースラインをとる

 舞田氏は、自らの行動をコントロールするための手順について、6つあげている。
 1つ目が「標的行動を定義する」、2つ目が「行動を記録する」ことだった。
 3つ目にあげるのが次のような「ベースラインをとる」ことである。
 舞田氏による著書の紹介は第123回目である。

【引用はじめ】


 ベースラインというのは、従来通りの状況で起こる行動の量である。
 新しい随伴性を導入する前に、どのくらい標的行動をしているのかをまず記録する。
 
(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」 p.2812008年、日本経済新聞出版社刊)

【引用おわり】

 「ベースライン」とは、今までの行動がどの程度だったかを明らかにするのである。
 そして、今度は新しいやり方(随伴性)でやったらどの程度の行動になったかを記録とって明確にする。
 そうすることで、その新しいやり方(随伴性)の有効性がわかる。

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