抹殺法
どうしてもやめたい行動があった場合どうするか。
舞田氏は、「抹殺法」がいいと、次のように述べる。
舞田氏による著書の紹介は第132回目である。
【引用はじめ】
パチスロにはまっていて、やめなければいけないと思いながらやめられない。
パチスロ通いに対処するために、メンバーズカードをすべて捨てた。
これが抹殺法である。
抹殺法とは、問題行動をやめさせるための方法の一つで、その問題行動を物理的にできないようにする方法である。
パチスロやゲーセンをこの世から抹殺すれば、絶対にパチスロには行かない(行けない)。
重大なミスを繰り返す部下を解雇すれば、その部下に悩まされることはもうない。
抹殺法とは、物理的に当該の問題行動を二度と起きないようにすることである。
(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」 p.285~p.286、2008年、日本経済新聞出版社刊)
【引用おわり】
問題行動が続くようだったら、思い切って「抹殺法」などを用いる必要がある。
退路を断つというやり方である。
できない状況を作り出すことになる。
こうした随伴性も必要な時があるのだ。
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