2020年4月29日水曜日

抹殺法


 どうしてもやめたい行動があった場合どうするか。
 舞田氏は、「抹殺法」がいいと、次のように述べる。 
 舞田氏による著書の紹介は第132回目である。

【引用はじめ】


 パチスロにはまっていて、やめなければいけないと思いながらやめられない。
 パチスロ通いに対処するために、メンバーズカードをすべて捨てた。
 これが抹殺法である。
 抹殺法とは、問題行動をやめさせるための方法の一つで、その問題行動を物理的にできないようにする方法である。
 パチスロやゲーセンをこの世から抹殺すれば、絶対にパチスロには行かない(行けない)。
 重大なミスを繰り返す部下を解雇すれば、その部下に悩まされることはもうない。
 抹殺法とは、物理的に当該の問題行動を二度と起きないようにすることである。 

 (舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」 p.285~p.2862008年、日本経済新聞出版社刊)

【引用おわり】

 問題行動が続くようだったら、思い切って「抹殺法」などを用いる必要がある。
 退路を断つというやり方である。
 できない状況を作り出すことになる。
 こうした随伴性も必要な時があるのだ。

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