行動を強化するための好子には、いくつか種類がある。
「強化のための好子」には、「もの」があり、さらに「行動」としての好子も前回紹介した。
今回は、「フィードバックも好子になる」ことを、次のように紹介する。
舞田氏による著書の紹介は第129回目である。
【引用はじめ】
自己強化するには、常に自分で自分の行動をモニターしなければならない。
データを記録してグラフを書くことも多い。
すると、このグラフの変化そのものが好子になって行動が変わってくることもある。
これがフィードバックの好子だ。
自己強化は、他者からの強化に比べて、正確さを欠くなどの弱点がないわけではない。
しかし、一方で二四時間自分を監視できるというメリットもある。
自分で記録をとるだけで行動が改善されることは、減量などのプログラムでよく見られる。
(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」 p.284、2008年、日本経済新聞出版社刊)
【引用おわり】
ダイエットによって減量しようとがんばることがある。
毎日決まった時間に体重計にのる。
そして、それを記録し、グラフにする。
グラフを見て、自らの体重の変化をフィードバックしていくことで、減量することができたりするのだ。
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