行動を強化するための好子には、いくつか種類がある。そこで、「強化のための好子」には、「もの」、「行動」、「フィードバック」などがあると紹介してきた。
今回は、「社会的好子」について、次のように紹介する。
舞田氏による著書の紹介は第130回目である。
【引用はじめ】
望ましい行動が一つ達成できるたびに、自分で自分を褒めた。
褒めたり、認めてあげたり、笑顔を見せることを社会的好子という。
社会的という意味は、「人間関係に関わる」ということだから、社会的好子は本来は他者から与えられるものである。
しかし、他者から与えられる社会的好子がすでに機能している人にとっては、それを自分で代行することも可能である。
(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」 p.284、2008年、日本経済新聞出版社刊)
【引用おわり】
自らの行動がうまくいったとき、「よくやったぞ」と自らを褒めたりすることがある。
これが「社会的好子」にあたる。
自己強化において、こうした「社会的好子」が役立つときがある。
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