2020年4月16日木曜日

今やらないと危ないという不安

舞田氏は、締切の設定によってめざす行動の促進を図ることを次のように述べる。
舞田氏による著書の紹介は第119回目である。

【引用はじめ】

 試験勉強はいつでもしさえすればよいというものではない。
 試験前にしなければ無意味な行動だ。
 だから、カレンダーの「試験」という文字は勉強の期限を示している。
 だからこそ、「今やらないと危ない」という強い不安を喚起し、勉強することは不安という嫌子の消失によって強化される。
 したがって、カレンダーは、試験に落ちるかもしれない効力を強める確立操作いえる。    
  
(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」 p.2622008年、日本経済新聞出版社刊)
 
 【引用おわり】

 もし、試験勉強をしないと合格できないという不安が起きる。
 それによって、試験勉強をおこなうことになる。
 そういった意味で試験日まで一生懸命勉強に励むことが必要だ。
 いつまで、勉強を続けなければならないかという締切の設定が大事になる。

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