新しい行動を習得するための「教える」方法は、教示、モデリング、身体的誘導の三つである。
それに対して、人を導く方法が「シェイピング」や「チェイニング」である。
このことについて、舞田本では次のように述べている。
舞田・杉山氏の共著書の紹介は、通算で272回目となる。
【引用はじめ】
人間というものは、「やってみせ、言って聞かせて、させてみて」、さらに、「褒めてやらねば、人は動かじ」である。
教示、モデリング、身体的誘導の三つは、典型的な「教える」方法に対し、シェイピングやチェイニングは「教える」という感覚を超えて人を導く方法ともいえる。
覚える道筋を合理的に整え、学び手が自発した行動を、褒め言葉や激励を好子に使って上手に強化し、教えられている自覚なしに、新しいスキルを習得させる。
(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」p.176~p.177、2008年、日本経済新聞出版社刊)
【引用おわり】
山本五十六が残した有名な言葉が次のとおりである。
「やってみせ、言って聞かせて、 させてみせ、 ほめてやらねば、人は動かじ。 話し合い、耳を傾け、承認し、 任せてやらねば、人は育たず。 やっている、姿を感謝で見守って、 信頼せねば、人は実らず。」
人生訓として、行動分析学に通じるものである。
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