シェイピングを効果的・効率的に行うにはどうするか。
その一つが「即時強化」を行うことである。
このことについて、舞田本では次のように述べている。
舞田・杉山氏の共著書の紹介は、通算で256回目となる。
【引用はじめ】
中間的に設定した目標を達成したら、すぐに強化することがきわめて大切だ。
シェイピングは「できない」ことを「段階的にできる」ようにしていくための工夫だ。
したがって、「ここまでは上手にできるが、そこから先は失敗する」という状況が常につきまとう。
だから、上手にできた瞬間に好子を提示しなければ、そこから先を失敗して、強化するためのタイミングを逸してしまうからである。
できたときの喜びを、体に深く覚えこませることが、正しい行動の学習と、さらなる挑戦への意欲を促進する。
できた瞬間にタイミングよく強化することがポイントとなるのである。
(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」p.157、2008年、日本経済新聞出版社刊)
【引用おわり】
最終目標を目指す中間目標を段階的にできるようにする。
それには、中間目標が確実に達成できなければならない。
中間目標ができたら即時強化しなければならない。
そして、徐々にステップアップして、最終目標まで到達できるようにするのである。
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