仕事というのは、単純ではない。いくつもの行動がつながっているものだ。
その一つひとつをうまくつなげてはじめてひと仕事を成しとげることになる。
このことについて、舞田本では次のように述べている。
舞田・杉山氏の共著書の紹介は、通算で262回目となる。
【引用はじめ】
長くて複雑な仕事において、早く達成感を感じることができるようにするための工夫が必要である。
それがバックワード(逆行)・チェイニングと呼ばれるものである。
チェイニングとは、チェイン、すなわち鎖という言葉からきている。
だから、チェイニングとは鎖でつなぐという意味である。
長く複雑な仕事を課題分析すると、たくさんの小さな行動に分けることができる。
その小さな一つひとつの行動を鎖にたとえると、そうした行動が鎖のようにつながって、一つの仕事を形作っている。
つまり、チェイニングとは、一つの仕事を細かな行動の連鎖として捉えることで、効果的・効率的な行動マネジメントができるようにすることなのである。
(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」p.170~p.171、2008年、日本経済新聞出版社刊)
【引用おわり】
長くて複雑な仕事を、細分化した行動をつなぎ合わせることによって、取り組みやすくできる。
比較的取り組みやすく単純化した行動をいくつもつなぎ合わせる。
これがチェイニングと呼ばれる手法である。
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