仕事が効率的に身につくようにする方策はないものだろうか。
見当はずれなことばかりで無駄な努力をしないようにしたい。
そう考えるのは人情である。
このことについて、舞田本では次のように述べている。
舞田・杉山氏の共著書の紹介は、通算で250回目となる。
【引用はじめ】
営業の目標は、製品を売ることだ。
しかし、「売れる人」になるためには、通常、長い年月がかかる。
それを大幅に短縮し、経験の少ない人でも早く「売れる人」になれるための工夫の一つが、シェイピングだ。
シェイピングとは、形を作るという意味だ。
これまで身についていない行動の形を作り上げるのがシェイピングと呼ばれる方法である。
仕事というのは、最終的な目標に向かって膨大な努力と試行錯誤を繰り返す。
もちろん、努力は重要であり、試行錯誤は貴重な学習経験となる。
しかし、見当はずれな努力は報われない。
報われなければ、努力するという行動そのものが弱化され「モチベーションやモラールが下がった」状態になる。
また試行錯誤も程度問題であり、いつまでも錯誤していては時間がかかって仕方がない。
昔のように時代の流れがゆっくりであればともかく、スピードが要求される現代に、のんびりとした成長は許されないだろう。
(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」p.152~p.153、2008年、日本経済新聞出版社刊)
【引用おわり】
新しい仕事の習得に効率性を考慮して対応する。
それがシェイピングと呼ばれるものである。
試行錯誤をできるだけ少なく行えるようにする方策といってよい。
今まで身についてなかった行動を作り上げることである。
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