チェイニングとは、長くて複雑な行動の一つひとつを鎖のようにつなぎ合わせて、ひと仕事を成しとげることである。
それには、前から順番に一つずつ仕上げて最後まで長くつなげることだ。
このことについて、舞田本では次のように述べている。
舞田・杉山氏の共著書の紹介は、通算で263回目となる。
【引用はじめ】
チェイニングには、フォワード(順行)とバックワード(逆行)の二種類がある。
フォワード・チェイニングとは、課題分析された行動を少しずつ前から順につなげて鎖を長くしていくやり方だ。
営業の仕事であれば、まず訪問することを確実に完成させる。
次に、訪問し、さらに自社紹介と、二つの行動の鎖を完成させる。
二つの鎖がスムーズにできるようになったら、「訪問」+「自社紹介」+「企画説明」の三つの鎖をつなげる。
このように行動1から始まって、前から順番に、少しずつ鎖を長くしていって、最後にはすべての鎖をつないで、行動全体を完成させる方法がフォワード・チェイニングである。
(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」p.171~p.172、2008年、日本経済新聞出版社刊)
【引用おわり】
チェイニングというのは、行動1+行動2をつなぐことができたら、次は行動1+行動2+行動3、さらに行動4・・・・・・と行動連鎖ができるようにすることだ。
この場合は、前から順番につなげていくことからフォワード・チェイニングという。
その逆の場合もあって、それはバックワード・チェイニングと呼ばれる。
逆行に行動をつなげるといったことも場合によっては有効な場合もある。
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