好子をどのようなタイミングで与えるかによって、その効力は大きく違ってくる。
それについて、舞田本では以下のように述べる。舞田・杉山氏の共著書の紹介は、通算で319回目となる。
【引用はじめ】
好子の効力は常に変化する。
同じ好子であっても、与えられるタイミングによって、効力は変わる。
もちろん、行動の直後に与えられるほどよい。
会話をする際に、相手からの反応が0.3秒遅れるだけで違和感を持ち、発話が滞ることが実験的に確認されている。それほど強化のタイミングは重要である。
(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」p.259、2008年、日本経済新聞出版社刊)
【引用おわり】
好子は行動の直後に与えるのがもっとも効果がある。適切なタイミングで与えられれば、目的とする行動は確実に増える。
逆に言えば、行動が増える機能を持ったものが好子である。行動に随伴して行動を増やす(強化する)ことができるものが好子である。
好子は単独で存在するものでない。行動のタイミングに合わせて随伴するものである。
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