人は本音どおりに行動してしまうことがほとんど。
いくら、立派な建前があってもそのとおり行動できるわけでない。
それについて、舞田本では以下のように述べる。舞田・杉山氏の共著書の紹介は、通算で330回目となる。
【引用はじめ】
人の行動を考えるときには、常に本音が大切です。
建前を言うのは簡単ですが、現実の職場には、建前を実行させる随伴性があるとは限らない。
人間の行動を決めるのは随伴性ですから、それが適切でないときには建前と違った本音が生まれ、人が見ていないなところでは本音に従って動く。
(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」p.269、2008年、日本経済新聞出版社刊)
【引用おわり】
いつでもどこでも一生懸命に働くといっても、皆が見てないところでは手を抜いてしまう。
建前としては申し分ない。
しかし、本音はついつい手抜きをしてしまう。
手抜きを弱化する随伴性がないからである。
一生懸命働き続ける強化随伴性があれば建前に従った行動も生み出せるのだが。
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