2020年11月29日日曜日

自己管理の手順

 自分の行動をコントロールする自己強化の手順を知っておくと便利だ。

 それについて、舞田本では以下のように述べる。舞田・杉山氏の共著書の紹介は、通算で338回目となる。

 【引用はじめ】 

 自分で随伴性を設定し、自分の行動を強化したり、弱化したりすることを行動の自己管理(セルフコントロールまたはセルフマネジメント)という。

 自己管理の一般的な手順は次のようになる。

  1. 標的行動を定義する
  2. 行動を記録する
  3. ベースラインをとる(自己強化を取り入れる前の実態を記録する)
  4. グラフをつける
  5. 新しい随伴性を導入する
  6. 随伴性を改良する

(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」p.279~p.281、2008年、日本経済新聞出版社刊)

 【引用おわり】

 自己管理によってやるべき行動をできるようにしたり、問題ある行動をなくしたりするには、計画的な手順が必要だ。

 どんな行動を変えるべきか明確に決めることがまず大事である。

 その行動がどのように変わったか記録をつける。

 普段どおりの状況の時の記録をつけ、自己強化を取り入れてからの状況はどうなったかを比べる。

 それをグラフにすると行動が変化しているかどうか判断できる。

 こうしたことが自己管理の手順となる。 

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