自分の行動をコントロールする自己強化の手順を知っておくと便利だ。
それについて、舞田本では以下のように述べる。舞田・杉山氏の共著書の紹介は、通算で338回目となる。
【引用はじめ】
自分で随伴性を設定し、自分の行動を強化したり、弱化したりすることを行動の自己管理(セルフコントロールまたはセルフマネジメント)という。
自己管理の一般的な手順は次のようになる。
- 標的行動を定義する
- 行動を記録する
- ベースラインをとる(自己強化を取り入れる前の実態を記録する)
- グラフをつける
- 新しい随伴性を導入する
- 随伴性を改良する
(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」p.279~p.281、2008年、日本経済新聞出版社刊)
【引用おわり】
自己管理によってやるべき行動をできるようにしたり、問題ある行動をなくしたりするには、計画的な手順が必要だ。
どんな行動を変えるべきか明確に決めることがまず大事である。
その行動がどのように変わったか記録をつける。
普段どおりの状況の時の記録をつけ、自己強化を取り入れてからの状況はどうなったかを比べる。
それをグラフにすると行動が変化しているかどうか判断できる。
こうしたことが自己管理の手順となる。
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