「フィードバックは、次の行動の直前に行われると最大の効果を発揮する。」
行動が良かったか、悪かったのかを明確に示すのである。
それについて、舞田本では以下のように述べる。
舞田・杉山氏の共著書の紹介は、通算で314回目となる。
【引用はじめ】
行動分析学でフィードバックというのは、次のようなことだ。
フィートバック=これから行う行動を導くための、これまでおこなった行動についての評価や記録
- フィードバックは、行動に対するフィードバックである
- フィードバックはグラフで示される
- フィードバックの頻度
- フィードバックは強化のきっかけとなる
4番目の「フィードバックは強化のきっかけとなる」は次のとおりである。
フィードバックは単なる情報ではなく、行動を改善されるために行われる。したがって、フィートバックは、行動改善のための強化も同時に行うことで、その効果は最大となる。フィートバックは、行動の直後に与えられるから、その行動を強化したり弱化したりする「直後条件」であると考える人も多い。しかし、フィードバックというのは、どのような行動が正しくて、何をしてはいけないのかを教えることにより、次の行動に影響を与える機能がより重要だ。前回の行動に関するフィードバックは、次の行動の直前に行われることで最大の効果を発揮する。
(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」p.243~p.245、2008年、日本経済新聞出版社刊)
【引用おわり】
フィードバックは行動の良し悪しを、次の行動の直前に示すのである。
それが、単なる期末の人事評価とは異なる。
一つひとつの行動について、良かったことうまくなかったことを明らかにする。それも次の行動の直前が一番いいのである。
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