2021年12月31日金曜日

【利用者向け36】12月31日大晦日年越し

 今日(きょう)は 令和(れいわ)3年

 2021年 12月31日 金曜日(きんようび)。

 今年(ことし) 最後(さいご)の 年(とし)に なりました。

 大晦日(おおみそか)と いいます。

 大晦日(おおみそか)とは 一年(いちねん)で

 最後(さいご)の 日(ひ)という 意味(いみ)です。

 深夜(しんや)0時に なると 除夜(じょや)の鐘(かね)が

 鳴(な)らされます。

 108回(かい)の 鐘(かね)の音(ね)が 鳴(な)らされます。

 年越(としこ)しそばも 食(た)べます。

 細(ほそ)く 長(なが)く 健康(けんこう)で 長生(ながい)き

 するように 願(ねが)いを こめた 食(た)べ物(もの)です。

 家(うち)の 大掃除(おおそうじ)も します。

 一年(いちねん)の 汚(よご)れを 落(おと)とす ためです。

 神社(じんじゃ)に 初詣(はつもうで)に 行(い)きます。

 大晦日(おおみそか)は 昔(むかし)から いろんなことを

 する 習(なら)わしが あります。  

ABA(応用行動分析学)への批判

 ABAマネジメントは、心のなかのことより、表面的な行動に着目してその原因を見いだそうとする。だから、本質的なことがわからないといった批判をされたりする。

 そのことについて、榎本氏は次のように述べる。榎本氏の著書からの引用は第179回目である。

【引用はじめ】

ABA(応用行動分析学)は、批判されることが多い学問です。

ABAは、人の行動を変容させることには、非常に強力に効果を発揮します。そして、そのやり方においては、心のなかは考えずに、前後の環境への介入という形をとります。

そのためか、外から行動をコントロールしているという印象をもたれることもあります。

尊厳ある人の行動を、自由意思を尊重せずに、外から変容させるというのはどうなのか、というような批判を受けることがあります。

榎本あつし著「自律型社員を育てる〖ABAマネジメント〗」2017年(アニモ出版) p.219

【引用おわり】

 ABAが重視するのは、観察しやすいものからアプローチする姿勢である。内面という観察しにくいものに関して仮説をとなえることはしない。それが真実かどうか今のところ分からないからである。今分かっていることで勝負する。

 この行動に関して、前後関係の環境がどうなっているかを観察することによって、その原因を探り出そうとするのである。

2021年12月30日木曜日

【利用者向け35】コロナも2年目

 今日(きょう)は 12月30日 木曜日(もくようび) です。

 今年(ことし)も 今日(きょう)を ふくめて 二日(ふつか)と なりました。

 丑年(うしどし)も 終(お)わろうと しています。

 この 1年(いちねん) みんなに とって どんな 年だったか。

 今年(ことし)も コロナの 1年(年)だったです。

 コロナを 心配(しんぱい)して もう 2年(ねん)です。

 はやく コロナを 心配(しんぱい)しない 年(とし)に なってもらいたい。

 みんなは ワクチン 接種(せっしゅ) しています。

 コロナに 感染(かんせん) しない ためにも

 手洗(てあら)い マスクは 続(つづ)けていきましょう。 

取り組み事項の検討

 ABAマネジメントが計画的にできるように、榎本氏は「便利シート」を考案している。次のような5種類のシートである。「ABAマネジメント目的シート」「ターゲット行動シート」「ABC分析シート」「AC改善アイデアシート」「改善実施シート」。これらのシートを段階的に活用することで、望ましい行動を実施できるようにすることをねらっている。

 1番目ABAマネジメント目的シート」、2番目「ターゲット行動シート」、3番目「ABC分析シート」、4番目の「AC改善アイデアシート」においては実施前の準備段階といっていい。今度は、5番目の「改善実施シート」によって、実際においてこの取り組みが可能であるかどうかを4つの検討事項で明らかにするものである。

 そのことについて、榎本氏は次のように述べる。榎本氏の著書からの引用は第178回目である。

【引用はじめ】 【5】「改善実施シート」

 1 「A:先行条件」での取り組み事項の検討

 A:先行条件アイデア 楽しいかどうか 負担は少ないか 継続できるか コストは少ないか

 2 「C:結果」での取り組み事項の検討

 C:結果アイデア 楽しいかどうか 負担は少ないか 継続できるか コストは少ないか

 ここで、検討するのは次の4項目です。

  1. 楽しめるものかどうか
  2. 実行する側、される側に負担がかかるものか
  3. 継続して取り組めるようなものか
  4. コスト(お金・時間・労力など)が必要になるものか

 ここで決める取り組みは、「やってみないとわからない」ということです。うまくいかない理由を「うちには向いていない」とか「意識が低いから続かない」という個人攻撃になっては元の子もありません。しっかりと、行動が増えていく(もしくは減っていく)かどうかを見極めながら、実施していきましょう。

榎本あつし著「自律型社員を育てる〖ABAマネジメント〗」2017年(アニモ出版) p.214~p.215

【引用おわり】

 ターゲット行動に対して、「A:先行条件アイデア」と「C:結果アイデア」が実際有効かどうかを検討する必要がある。そのために、4つのチェック項目で、それらのアイデアがやりやすいものかどうか明確にする。 

2021年12月29日水曜日

【利用者向け34】今日から正月休み

 今日(きょう)から 正月休(しょうがつやす)み。

 12月29日から 1月3日まで 6日間が 休(やす)みです。

 正月休(しょうがつやす)みに なります。

 お家(うち)で ゆっくり 過(す)ごして ください。

 ただ 雪(ゆき)が 降(ふ)り続(つづ)いています。

 雪(ゆき)かきの お手伝(てつだ)いも してください。

 楽(たの)しい 正月休(しょうがつやす)みに しましょう。

 

【5】「改善実施シート」の検討事項

 ABAマネジメントが計画的にできるように、榎本氏は「便利シート」を考案している。次のような5種類のシートである。「ABAマネジメント目的シート」「ターゲット行動シート」「ABC分析シート」「AC改善アイデアシート」「改善実施シート」。これらのシートを段階的に活用することで、望ましい行動を実施できるようにする。

 1番目ABAマネジメント目的シート」、2番目「ターゲット行動シート」、3番目の「ABC分析シート」、4番目の「AC改善アイデアシート」においては実施前の準備段階といっていい。今度は、5番目の「改善実施シート」によって、実際においてこの取り組みが可能であるかどうかを明らかにするものである。

 そのことについて、榎本氏は次のように述べる。榎本氏の著書からの引用は第177回目である。

【引用はじめ】 【5】「改善実施シート」

 1 「A:先行条件」での取り組み事項の検討

 A:先行条件アイデア 楽しいかどうか 負担は少ないか 継続できるか コストは少ないか

 2 「C:結果」での取り組み事項の検討

 C:結果アイデア 楽しいかどうか 負担は少ないか 継続できるか コストは少ないか

 たくさん出したアイデアを、実際に実施できるレベルで考え、選択するためのシートです。

榎本あつし著「自律型社員を育てる〖ABAマネジメント〗」2017年(アニモ出版) p.214~p.215

【引用おわり】

 ターゲット行動は、先行条件や結果におけるアイデアによって、実際できるかどうかを4つの検討事項で確かめるのである。

 その4つとは、「楽しいか」「負担少ないか」「継続できるか」「コストは少ないか」の検討事項だ。

 

2021年12月28日火曜日

【利用者向け33】ボーナスが出る

 今日(12月28日)も 大雪(おおゆき)に なった。

 明日(12月29日)からは 年末年始(ねんまつねんし)の 休(やす)みに なる。

 楽(たの)しい お正月(おしょうがつ)。

 今日(きょう)は ボーナスも もらえる。

 何(なに)に 使(つか)おうか。

 福袋(ふくぶくろ)を 買(か)う 人(ひと)も いるかな。

 貯金(ちょきん)する 人(ひと)も 多(おお)いだろう。

 とても 楽(たの)しみだ。

  

【4】AC改善アイデアシート

 ABAマネジメントが計画的にできるように、榎本氏は「便利シート」を考案している。次のような5種類のシートである。「ABAマネジメント目的シート」「ターゲット行動シート」「ABC分析シート」「AC改善アイデアシート」「改善実施シート」。これらのシートを段階的に活用することで、望ましい行動を実施できるようにする。

 1番目ABAマネジメント目的シート」、2番目「ターゲット行動シート」、3番目の「ABC分析シート」を使って、優先して取り組むターゲット行動に関する「ABC分析」を行うのである。この「ABC分析シート」に基づいて、4番目においては、「AC改善アイデアシート」を用いるのである。

 そのことについて、榎本氏は次のように述べる。榎本氏の著書からの引用は第176回目である。

【引用はじめ】 【4】「AC改善アイデアシート」

 1 ターゲット行動(優先して取り組む)

→2 「A:先行条件」と「C:結果」のアイデアをたくさん出す

 ※ ABC分析シートと全く同じ「B:行動」を書き込みます。ABC分析シートを見ながら、今度は行動が強化される「B」がどんどん出てくるようにする「A:先行条件」と「C:結果」のアイデアを出しましょう。

 A:先行条件 → B:行動 → C:結果  「矢印」

 ここでやるべきことは、ターゲット行動の「B:行動」に関して、その前後の状況について、「A:先行条件」と「C:結果」について、たくさんのアイデアを出します。アイデア出しは、一人で考えるよりも、多くの人からたくさんのアイデアをもらうのがいい。職場のみんなで、よりターゲット行動が起きやすいような「しくみ」は作れないかアイデア出しを行うのです。自分たちで決めた取り組みなので、遂行度も高くなるはずです。

榎本あつし著「自律型社員を育てる〖ABAマネジメント〗」2017年(アニモ出版) p.212~p.213

【引用おわり】

 ターゲットとする行動に関して、その前後の「先行条件」と「結果」について、行動が起きやすくするアイデアを出すのである。

 職場内の仲間とかんかんがくがくやるといい。これだというのが出てくる。 

2021年12月27日月曜日

【利用者向け32】送迎の車も遅れた

 昨日(きのう)に 引(ひ)き続(つづ)いて

 今日(きょう)も 大雪(おおゆき)に なりました。

 今日(きょう)は 12月27日 月曜日(げつようび)です。

 送迎(そうげい)の 車(くるま)も 遅(おく)れています。

 雪道(ゆきみち)は のろのろ 運転(うんてん)に なります。

 運転手(うんてんしゅ)さんも 運転(うんてん)には

 とても 気(き)をつけています。

 いつもの 時間(じかん)より 遅(おく)れて

 車(くるま)が 到着(とうちゃく)します。

 ちょっと 車(くるま)が 来(く)るまで 待(ま)ちましょう。 

ABC分析で行動の原因を見つける

 ABAマネジメントが計画的にできるように、榎本氏は「便利シート」を考案している。次のような5種類のシートである。「ABAマネジメント目的シート」「ターゲット行動シート」「ABC分析シート」「AC改善アイデアシート」「改善実施シート」。これらのシートを段階的に活用することで、望ましい行動を実施できるようにする。

 1番目ABAマネジメント目的シート」、2番目「ターゲット行動シート」を今まで書き進めることができた。そして3番目の「ABC分析シート」を使って、優先して取り組むターゲット行動に関する「ABC分析」を行うのである。

 そのことについて、榎本氏は次のように述べる。榎本氏の著書からの引用は第175回目である。

【引用はじめ】 【3】「ABC分析シート」

 1 ターゲット行動(優先して取り組む)

→2 現状をABC分析する

 A:先行条件 → B:行動 → C:結果  「矢印」

 ここでやるべきことは、現状の環境がどうなっているかの分析です。まず、真ん中の「B:行動」に関してターゲット行動を書き込んで、その前後の状況がどうなっているかを見ていきましょう。「C:結果」と「A:先行条件」がどうなっているかを書き加えます。

「C:結果」で出現するするのは、上向き矢印「↑」(強化する結果)か下向き矢印「↓」(弱化する結果)、もしくは「ー」(どちらでもない)を記入し、太さや大きさで影響力を表します。

このABC分析をしっかり行うことで、行動を決めている原因が見つけやすくなり、そこから改善案を出すことにつながります。

榎本あつし著「自律型社員を育てる〖ABAマネジメント〗」2017年(アニモ出版) p.210~p.211

【引用おわり】

 ABC分析ができれば、行動の原因が明確になる。そのことで、ターゲット行動をどうすれば増やすことができるか考えられるようになる。

 ターゲット行動の直後の「結果」はどうすればよいか。また、直前の「先行条件」も「ターゲット行動」を引き出しやすいものにすればいいのだ。 

2021年12月26日日曜日

【利用者向け31】雪かきしよう

 今日(きょう)は 令和(れいわ)3年12月26日

 日曜日(にちようび)。

 2021年でもある。

 昨夜(さくや)からの 雪(ゆき)で 10センチ以上(いじょう)

 積(つ)もった。

 一日中(いちにちじゅう) 氷点下(ひょうてんか)の

 気温(きおん)が 続(つづく)く。

 真冬日(まふゆび)に なる。

 寒(さむ)い 一日(いちにち)になる。

 家(いえ)の まわりを 雪(ゆき)かき しないとね。

 雪(ゆき)かきする ときは しっかり

 防寒(ぼうかん) しないとな。   

3番目の「ABC分析シート」の活用

 ABAマネジメントが計画的にできるように、榎本氏は「便利シート」を考案している。次のような5種類のシートである。「ABAマネジメント目的シート」「ターゲット行動シート」「ABC分析シート」「AC改善アイデアシート」「改善実施シート」。これらのシートを段階的に活用することで、望ましい行動を実施できるようにする。

 1番目ABAマネジメント目的シート」、2番目「ターゲット行動シート」、そして3番目の「ABC分析シート」を使って、優先して取り組むターゲット行動に関する「ABC分析」を行うのである。

 そのことについて、榎本氏は次のように述べる。榎本氏の著書からの引用は第174回目である。

【引用はじめ】 【3】「ABC分析シート」

 1 ターゲット行動(優先して取り組む)

→2 現状をABC分析する

 A:先行条件 → B:行動 → C:結果  「矢印」

榎本あつし著「自律型社員を育てる〖ABAマネジメント〗」2017年(アニモ出版) p.210

【引用おわり】

 「優先して取り組む」ターゲット行動が、現状ではどうなっているか。その現場を「ABC分析」するのである。

 その「行動」すなわち「ターゲット行動」に関する、「先行条件」や「結果」の前後関係を明らかにするのである。

2021年12月25日土曜日

【利用者向け30】今日はクリスマス なんだかワクワク

 昨日(きのう)は クリスマスイブ でした。

 そして 今日(きょう) 12月25日 土曜日(どようび)は

 本番(ほんばん)の クリスマスです。

 クリスマスって なんですか。

 イエス・キリストが 生(う)まれたことを

 お祝(いわ)いする 日(ひ) です。

 日本(にほん)は アメリカなど みたいに

 特別(とくべつ)な日(ひ) ではありません。

 でも、 日本(にほん)でも クリスマスツリーを 飾(かざ)ったり

 サンタクロースの 話(はなし)を 信(しん)じたり

 するようになっています。

 私(わたし)たちも クリスマスと 聞(き)くと

 なんだか ワクワク します。

 のぞみの家(いえ)でも 今日(きょう)は 全員(ぜんいん)

 登園日(とうえんび)で クリスマス会(かい)を やります。

 楽(たの)しい 一日(いちにち)に なります。 

「デッドマンテスト」と「ビデオカメラテスト」

 ABAマネジメントが計画的にできるように、榎本氏は「便利シート」を考案している。次のような5種類のシートである。「ABAマネジメント目的シート」「ターゲット行動シート」「ABC分析シート」「AC改善アイデアシート」「改善実施シート」。これらのシートを段階的に活用することで、望ましい行動を実施できるようにする。

 ABAマネジメント目的シート」の2番目には、「ターゲット行動シート」を使う。この「行動シート」によって「具体的な行動」を設定するのだ。特に、第三者でもわかるようにする手立てを使う。そのことについて、榎本氏は次のように述べる。榎本氏の著書からの引用は第173回目である。

【引用はじめ】 【2】「ターゲット行動シート」

 1 改善すること

2 具体的な「行動」を設定

 改善につながる行動は?  デッドマンテスト  ビデオカメラテスト

→3 上記の具体的行動のうち、次のチェックから、ターゲットとする行動を決める

 目的につながるどうか  観察できるものかどうか  指導できるものかどうか

 【ターゲット行動決定】(優先して取り組む)

 上記の「デッドマンテスト」とは、「死人にできることは行動ではない」ので、「死人にできないこと」という条件をクリアできたらOKというものです。「ビデオカメラテスト」とは、ビデオカメラで撮影したとして、それをモニター越しに見た人が「何をしているかわかる」程度に具体的になっているかどうか、という目線でのチェックです。

 これらをクリアするように、ターゲット行動を設定します。

榎本あつし著「自律型社員を育てる〖ABAマネジメント〗」2017年(アニモ出版) p.208~p.209

【引用おわり】

 「ターゲット行動」を決めるために、具体的な「行動」を設定する。

 それには、「デッドマンテスト」と「ビデオカメラテスト」によって、クリアできるようにしなければならない。その行動は、「死人にできないこと」であり、「ビデオカメラ」でもはっきりと写っていることが必要である。それがまさしく「具体化された行動」なのだ。 

2021年12月24日金曜日

【利用者向け29】今日はクリスマスイブ

 今日(きょう)は 12月24日 金曜日(きんようび)。

 クリスマスイブは、「クリスマスの夜(よる)」が

 本当(ほんとう)の 意味(いみ)。

 日本(にほん)では、クリスマス(12月25日)の

 前夜(ぜんや)と 言(い)います。

 クリスマスイブには ケーキが つきものです。

 日本(にほん)で クリスマスケーキを 始(はじ)めたのは

 不二家(ふじや)と 言(い)われて います。

 

  

具体的行動レベルで表記する

 ABAマネジメントが計画的にできるように、榎本氏は「便利シート」を考案している。次のような5種類のシートである。「ABAマネジメント目的シート」「ターゲット行動シート」「ABC分析シート」「AC改善アイデアシート」「改善実施シート」。これらのシートを段階的に活用することで、望ましい行動を実施できるようにする。

 ABAマネジメント目的シート」の次は、「ターゲット行動シート」を使って、改善すべき「具体的な行動」を設定するのだ。そのことについて、榎本氏は次のように述べる。榎本氏の著書からの引用は第172回目である。

【引用はじめ】 【2】「ターゲット行動シート」

 1 改善すること

2 具体的な「行動」を設定

 改善につながる行動は?  デッドマンテスト  ビデオカメラテスト

→3 上記の具体的行動のうち、次のチェックから、ターゲットとする行動を決める

 目的につながるどうか  観察できるものかどうか  指導できるものかどうか

 【ターゲット行動決定】(優先して取り組む)

 たとえば、「部下の報連相を徹底する」という表現のままでは、「徹底」しているかどうかは、第三者が客観的に判断することができないため、改善できているかどうかが非常にあいまいになってしまいます。

  • 「報連相」とは、具体的には何を誰にどのようにすることなのか
  • 「徹底」とは、具体的に何をどこまでやることなのか

 これらについて、具体的行動レベルで表記するためには、「デッドマンテスト」と「ビデオカメラテスト」をクリアする形で、具体的行動を設定し、ターゲット行動としましょう。

榎本あつし著「自律型社員を育てる〖ABAマネジメント〗」2017年(アニモ出版) p.208~p.209

【引用おわり】

 「ターゲット行動」を、死人にはできない行動(デッドマンテスト)として表記する。さらに、具体的な目に見える形(ビデオカメラテスト)で表記する。こうすれば、改善につながる「ターゲット行動」を明確にすることが可能だ。 

2021年12月23日木曜日

【利用者向け28】冬至かぼちゃ

 昨日(きのう) 12月22日は 冬至(とうじ)で

 冬至(とうじ)かぼちゃを 食(た)べましたか。

 多(おお)くの 家(うち)で 冬至(とうじ)かぼちゃが

 食卓(しょくたく)に 並(なら)んだのでないか。

 かぼちゃと あずきで とても おいしい 食(た)べ物(もの)です。

 かぼちゃは 運(うん)を 上(あ)げる 食(た)べ物(もの)。

 あずきは 厄(やく)を 払(はら)う 食(た)べ物(もの)。

 かぼちゃは 幸(しあわ)せを もたらして くれます。

 あずきは 災(わざわ)いが 来(こ)ないようにして くれます。 

 冬至(とうじ)かぼちゃを 食(た)べて

 元気(げんき)に 過(す)ごす。

 寒(さむ)い 冬(ふゆ)でも 丈夫(じょうぶ)な

 体(からだ)で 過(す)ごせるように。

「ターゲット行動シート3」具体的な行動を設定

 ABAマネジメントが計画的にできるように、榎本氏は「便利シート」を考案している。

 次のような5種類のシートである。「ABAマネジメント目的シート」「ターゲット行動シート」「ABC分析シート」「AC改善アイデアシート」「改善実施シート」。これらのシートを段階的に活用することで、望ましい行動を実施できるようにする。

 ABAマネジメント目的シート」の次は、「ターゲット行動シート」を使って、改善すべき「具体的な行動」を設定するのだ。

 そのことについて、榎本氏は次のように述べる。榎本氏の著書からの引用は第171回目である。

【引用はじめ】

 【2】「ターゲット行動シート」

 1 改善すること

2 具体的な「行動」を設定

 改善につながる行動は?  デッドマンテスト  ビデオカメラテスト

→3 上記の具体的行動のうち、次のチェックから、ターゲットとする行動を決める

 目的につながるどうか  観察できるものかどうか  指導できるものかどうか

 【ターゲット行動決定】(優先して取り組む)

 この「ターゲット行動シート」における2番目にやることは、具体的な「行動」を設定することです。テーマに関する具体的で、目に見えるレベルの行動に変換する工程です。「部下の報連相を徹底する」という表現のままでは、具体的な行動まで表わせていません。「徹底」しているかどうかは、第三者が客観的に判断することができないため、改善できているかどうかが非常にあいまいになってしまいます。

榎本あつし著「自律型社員を育てる〖ABAマネジメント〗」2017年(アニモ出版) p.208~p.209

【引用おわり】

 この「ターゲット行動シート」で「改善したいテーマ」を決めたら、「改善につながる具体的な行動」を設定する。

 そこでは、「デッドマンテスト」「ビデオカメラテスト」に合格できるものにする必要がある。 

2021年12月22日水曜日

【利用者向け27】冬至にあずきかぼちゃ

 今日(きょう) 12月22日は 「冬至」(とうじ)です。

 冬至(とうじ)は 昼(ひる)が 一年間(いちねんかん)で

 一番(いちばん) 短(みじか)い 日(ひ) です。

 日(ひ)が 暮(く)れるのが とても 早(はや)い です。

 のぞみの家(いえ)から 帰(かえ)る

 ころには 暗(くら)くなりはじめます。

 冬至(とうじ)は 夜(よる)が 一年間(いちねんかん)で

 一番(いちばん) 長(なが)い 日(ひ) です。

 そして 冬至(とうじ)では あずきかぼちゃを

 食(た)べる 習慣(しゅうかん)が あります。

 かぼちゃは 運(うん)を 上(あ)げます。

 あずきは 厄(やく)を 払(はら)うという

 言(い)い伝(つた)えが あります。

 

  

「ターゲット行動シート2」改善テーマを書き込む

 ABAマネジメントが計画的にできるように、榎本氏は「便利シート」を考案している。

 次のような5種類のシートである。「ABAマネジメント目的シート」「ターゲット行動シート」「ABC分析シート」「AC改善アイデアシート」「改善実施シート」。これらのシートを段階的に活用することで、望ましい行動を実施できるようにする。

 ABAマネジメント目的シート」の次は、「ターゲット行動シート」に改善することを書いてみるのだ。

 そのことについて、榎本氏は次のように述べる。榎本氏の著書からの引用は第170回目である。

【引用はじめ】

 【2】「ターゲット行動シート」

 1 改善すること

→2 具体的な「行動」を設定

 改善につながる行動は?  デッドマンテスト  ビデオカメラテスト

→3 上記の具体的行動のうち、次のチェックから、ターゲットとする行動を決める

 目的につながるどうか  観察できるものかどうか  指導できるものかどうか

 【ターゲット行動決定】(優先して取り組む)

 この「ターゲット行動シート」における1番目の「改善すること」には、「ABAマネジメント目的シート」で取り上げた「改善したいテーマ」を書き込みます。例えば、「部下の報連相を徹底する」といったテーマになります。

榎本あつし著「自律型社員を育てる〖ABAマネジメント〗」2017年(アニモ出版) p.208~p.209

【引用おわり】

 「ターゲット行動シート」には、改善したいことをまず書き出す。「ABAマネジメント目的シート」で思いついたことをそのまま書き出すことになるので、そんなに難しくない作業である。 

2021年12月21日火曜日

【利用者向け26】誕生日メニュー

  昨日(きのう) 12月20日の 給食(きゅうしょく)は

 誕生日(たんじょうび) メニュー でした。

 リクエスト メニューは 味噌(みそ)ラーメン。

 とても おいしく いただくことが できました。

 スープも 残(のこ)さず いただきました。

 スープは いってきも 残(のこ)さなかった。

 誕生日(たんじょうび) メニューは みんな 楽(たの)しみにしています。

 次(つぎ)は いつかなあ。

 

「ターゲット行動シート」とは何か

 ABAマネジメントが計画的にできるように、榎本氏は「便利シート」を考案している。

 次のような5種類のシートである。「ABAマネジメント目的シート」「ターゲット行動シート」「ABC分析シート」「AC改善アイデアシート」「改善実施シート」。これらのシートを段階的に活用することで、望ましい行動を実施できるようにする。

 そのことについて、榎本氏は次のように述べる。榎本氏の著書からの引用は第169回目である。ABAマネジメント目的シート」の次は、「ターゲット行動シート」に改善したいことをさらに具体的に記述するのである。

【引用はじめ】

 【2】「ターゲット行動シート」

 1 改善すること

→2 具体的な「行動」を設定

 改善につながる行動は?  デッドマン  ビデオカメラテスト

→3 上記の具体的行動のうち、次のチェックから、ターゲットとする行動を決める

 目的につながるどうか  観察できるものかどうか  指導できるものかどうか

 【ターゲット行動決定】(優先して取り組む)


榎本あつし著「自律型社員を育てる〖ABAマネジメント〗」2017年(アニモ出版) p.208

【引用おわり】

 「ターゲット行動シート」によって、改善につながる行動が目的につながり、観察できるか、指導できるものかまで把握して、ターゲット行動を決定できるようにする。

 こうすると、優先して取り組むターゲット行動が明らかにできるのだ。

2021年12月20日月曜日

【利用者向け25】今日は給料日

 今日(きょう)は 12月20日 月曜日(げつようび)。

 みんなの 給料日(きゅうりょうび) だった。

 ハンコ つくと 施設長(しせつちょう)から

 給料袋(きゅうりょうぶくろ)が わたされる。

 よく 仕事(しごと)を がんばって くれましたと

 施設長(しせつちょう)からの はげましの 一言(ひとこと)が ある。

 給料(きゅうりょう)は 何(なに)に 使(つか)うのだろう。

 貯金(ちょきん)する という 人(ひと)も いる。

 アニメの DVDが ほしい という 人(ひと)も いる。

 大事(だいじ)に 使(つか)ってほしい。 

「ABAマネジメント目的シート3」もっと改善すべきことは

  ABAマネジメントが計画的にできるように、榎本氏は「便利シート」を考案している。

 次のような5種類のシートである。「ABAマネジメント目的シート」「ターゲット行動シート」「ABC分析シート」「AC改善アイデアシート」「改善実施シート」。これらのシートを段階的に活用することで、望ましい行動を実施できるようにする。

 そのことについて、榎本氏は次のように述べる。榎本氏の著書からの引用は第169回目である。まずは、「ABAマネジメント目的シート」についての説明だ。その中でも3番目の「もっと改善すべきことは何か」についてである。   

【引用はじめ】

 「ABAマネジメント目的シート

 1 改善したいと思いついたことは何か

→2 何のためにそれを改善したいのか、改善したら何につながるか

→3 上記の目的のためには、他にもっと改善すべきことはないか  

 3番目の「もっと改善すべきことはないか」を考えてみます。目につく課題よりも、もしかしたらもっと本質的な改善につながる方法があるかもしれません。目的につながるような、他の改善方法などを考えてみましょう。

榎本あつし著「自律型社員を育てる〖ABAマネジメント〗」2017年(アニモ出版) p.206~p.207

【引用おわり】

 「目的シート」を作成するのに、3段階で考案しようとするのである。

 1番目は「改善したいと思いついたこと」、2番めは「改善したらつながること」、

 最後の3番目が「もっと改善して目的につながること」を明らかにしようとするのである。 

2021年12月19日日曜日

【利用者向け24】あたたく過ごす

 今日(きょう)、12月(がつ)19日(にち) 日曜日(にちようび)

 のぞみの家(いえ)も 休(やす)み。

 雪(ゆき)も 小雪(こゆき)に なりました。

 でも まだ 雪(ゆき)が 降(ふ)り続(つづ)いて います。

 そりすべりも できそうな くらいの 雪(ゆき)に なりました。

 蔵王(ざおう)に いけば スキーや スノーボードも できるぞ。

 本当(ほんとう)の 冬(ふゆ)に なりました。

 かぜを ひかないよう あたたく 過(す)ごしましょう。 

「ABAマネジメント目的シート2」改善は目的につながるか

  ABAマネジメントが計画的にできるように、榎本氏は「便利シート」を考案している。

 次のような5種類のシートである。「ABAマネジメント目的シート」「ターゲット行動シート」「ABC分析シート」「AC改善アイデアシート」「改善実施シート」。これらのシートを段階的に活用することで、望ましい行動を実施できるようにする。

 そのことについて、榎本氏は次のように述べる。榎本氏の著書からの引用は第168回目である。まずは、「ABAマネジメント目的シート」についての説明だ。   

【引用はじめ】

 「ABAマネジメント目的シート

 1 改善したいと思いついたことは何か

→2 何のためにそれを改善したいのか、改善したら何につながるか

→3 上記の目的のためには、他にもっと改善すべきことはないか  

 2番目の「何のためにそれを改善したいのか、改善したら何につながるか」は、非常に重要です。表に出ていてすぐ気づく、目に見えるものごとと、その奥にある本質的な問題は何か、を考えるためのものです。

 本当に改善したいことが目的です。1番目の「改善したいと思いついたこと」を変えれば、本当にその目的につながるのかどうかをしっかり検討しましょう。

榎本あつし著「自律型社員を育てる〖ABAマネジメント〗」2017年(アニモ出版) p.206~p.207

【引用おわり】

 「改善したいこと」というのは、主観的で抽象的な表現のレベルである。次に、「改善したら何につながるか」といった本質的な問題を見いだすのである。目的との関係をしっかり把握する段階だ。

2021年12月18日土曜日

【利用者向け23】雪で真っ白

今日(きょう)は 12月(がつ)18日(にち) 土曜日(どようび)。

ずっと 夜(よる)からの 雪(ゆき)で あたり 一面(いちめん)

雪(ゆき)で まっ白(しろ)に なった。

本格的(ほんかくてき)な 冬(ふゆ)に なった。

あと 2週間(しゅうかん)で 正月(しようがつ)。

年越(としこ)しそば おぞうに おせちと ごちそうが いっぱい。

紅白歌合戦(こうはくうたがっせん)も 見るのかなあ。  

ABAマネジメント目的シート「改善したいことは何か」

 ABAマネジメントが計画的にできるように、榎本氏は「便利シート」を考案している。

 次のような5種類のシートである。「ABAマネジメント目的シート」「ターゲット行動シート」「ABC分析シート」「AC改善アイデアシート」「改善実施シート」。これらのシートを段階的に活用することで、望ましい行動を実施できるようにする。

 そのことについて、榎本氏は次のように述べる。榎本氏の著書からの引用は第167回目である。まずは、「ABAマネジメント目的シート」についての説明だ。

【引用はじめ】

 「ABAマネジメント目的シート

 1 改善したいと思いついたことは何か

→2 何のためにそれを改善したいのか、改善したら何につながるか

→3 上記の目的のためには、他にもっと改善すべきことはないか  

 1の「改善したいと思いついたことは何か」には、その職場でよくある悩みなどで記述します。例えば、「部下が報連相を徹底できないので困っている」「社員の遅刻が多い」「会議時間が長い」「発言が少ない」「コミュケーションがよくない」などが、職場でよくある例といえるでしょう。

 なお、この段階では、主観的・抽象的な表現でも問題ありません。

榎本あつし著「自律型社員を育てる〖ABAマネジメント〗」2017年(アニモ出版) p.206~p.207

【引用おわり】

 「ABAマネジメント目的シート」には、まず「改善したい思いついたこと」を明らかにする。

 主観的で、抽象的な表現でかまわない。

 どんなことを問題と感じているかはっきりしてみる段階である。 

2021年12月17日金曜日

【利用者向け22】体調に波あり

 体調(たいちょう)に 波(なみ)が ある 人(ひと)も いる。

 それは それで しょうが ない。

 自分(じふん)では なんとも できないの だから。

 のぞみの家(いえ)を 休(やす)む 時(とき)も ある。

 できるだけ ゆっくりして 回復(かいふく)を まとう。

 はやく 回復(かいふく)するのを 待(ま)つしか ないのだから。

 元気(げんき)に なったら のぞみの家(いえ)で

 仕事(しごと) できるのだから。 

「新年の抱負」達成案

 「新年の抱負」を掲げて、年末にふりかえると、しっかり実現できた人はごくまれである。8%ぐらいしかうまくいってないという調査結果だ。うまく実現できた人はどんなことをやったから、「新年の抱負」を成し遂げることができたのだろう。

 そのことについて、榎本氏は次のように述べる。榎本氏の著書からの引用は第166回目である。

【引用はじめ】

 「新年の抱負」は、緊急度が低いので、ついつい後回しにして、後回しにして、後回しにして・・・。気づいたらもう12月というわけです。

 新年の抱負を達成できた人たちは、まわりの協力を得るなどのしくみをうまく使って成し遂げています。

 意思や気持ちをいくら高めようとしても、緊急度の低い目標に対しては行動できないものです。

 きっかけ(A:先行条件)とフィードバック(C:結果)の環境をつくり、それにより、行動が促され、繰り返されるしくみをつくることです。次のようなやり方です。

 A:先行条件】 「家族の協力 アドバイザーがいる」「チェックリスト 仲間に宣言」

 【B:行動】 「望ましい行動」

 【C:結果】 「家族からのいいね! 褒め言葉がもらえる」(↑) 「記録やグラフ プチご褒美」(↑)

榎本あつし著「自律型社員を育てる〖ABAマネジメント〗」2017年(アニモ出版) p.204

【引用おわり】

 「新年の抱負」を掲げたからといって、誰もがうまくいくわけでない。結局、年末になってみると、今年も成し遂げことができなかったなあということがしばしば。自分は意思が弱いんだ。飽きっぽい人間だと嘆いて終わりにしがちだ。毎年進歩がない嘆き節を繰り返している。

 そうじゃない。やりようがある。8%の人ができるのだから、それを真似ればよい。

 先送りしないしくみ、しかけを工夫する。「望ましい行動」の直後の好子だ。さらに、行動を促すきっかけを提示する。その繰り返しである。

2021年12月16日木曜日

【利用者向け21】数少ないブログファン

 ブログを いつも 見(み)てくれている 人(ひと)が いる。

 【利用者向け】 ブログ わかりやすいと 言(い)って くれる。

 同時(どうじ)に 書(か)いている ブログは

 読(よ)めない 漢字(かんじ)も 多(おお)い。

 難(むずか)しい 言葉(ことば)も 多(おお)い。

 利用者向(りようしゃむ)け もので ないから。

 職員向(しょくいんむ)けの もの だから。

 それでも ずっと この ブログ 見(み)てくれて いた。

 うれしい。

 これからも 見(み)て ほしい。

 数少(かずすく)ない ブログファンの 一人(ひとり) だから。 

「新年の抱負」を達成できた理由

 「新年の抱負」を、うまく実現する人って1割もいない。結局、目先のことをやらなければならないので、どうしても後回しになってしまう。あっという間の1年がたっている。ああ、今年もうまくいかなかったと、自分のダメさを反省するなんてことがある。

 なんとかしたい。うまくできた1割の人たちはどんなことをしたんだろう。

 そのことについて、榎本氏は次のように述べる。榎本氏の著書からの引用は第165回目である。

【引用はじめ】

 「新年の抱負」は、緊急度が低いので、ついつい後回しにして、後回しにして、後回しにして・・・。気づいたらもう12月というわけです。

 アメリカの「inc.com」というサイトで新年の抱負を達成できた理由を調査した結果、次のようなことに取り組んでいたそうです。

  • 目標を具体的な行動にし、無理なく設定した
  • 進捗を報告し、フィードバックを受けるサイクルをつくった
  • アドバイザーにフォローしてもらった
  • 習慣化して繰り返した

榎本あつし著「自律型社員を育てる〖ABAマネジメント〗」2017年(アニモ出版) p.204

【引用おわり】

 「新年の抱負」を成し遂げた人たちは、その取り組み方が違う。

 まず、目標を具体的な行動レベルに落とし込んでいる。そして、進捗状況を定期的に確認し続けた。

 また、アドバイザーなどにもこれでいいかどうか、意見を求めた。

 この取り組みが生活時間の中にしっかり根付くようにもしたのである。

 こんなふうな工夫があってこそ、「新年の抱負」を成し遂げることができたのである。 

2021年12月15日水曜日

【利用者向け20】今日の給食はなに

 今日(きょう)の 給食(きゅうしょく)は なんだろう。

 とても 楽(たの)しみに している 人(ひと)も 多(おお)い。

 毎日(まいにち) 献立表(こんだてひょう)を 確(たし)かめている。

 食(た)べ 終(お)わったら 明日(あした)の

 献立表(こんだてひょう)も 確(たし)かめておく。

 12月(がつ)13日(にち)の 献立(こんだて)は

 肉(にく)うどんと プリン だった。

 とても おいしかった。 

「新年の抱負」は後回しになってしまう

 「新年の抱負」を実現できる人は、きわめてまれである。なぜか。そのためには、計画的な取り組みを継続的に行わなければならないからである。ちょっとの取り組みで実現できるものでない。そこに到達するまでには、かなりの時間を要するのである。

 そのことについて、榎本氏は次のように述べる。榎本氏の著書からの引用は第164回目である。

【引用はじめ】

 アメリカのスクラントン大学が、2015年に行った「新年の抱負に関する調査」によると、新年の抱負を達成できた人は、わずかに8%。残りの92%の人は、途中で挫折したりして達成できていません。

 つまり、ふつうの人は達成できないもので、できる人のほうが稀なのです。

 なぜ、新年の抱負を達成できないほうが当たり前なのでしょうか。

 それは、新年の目標は、1年前何かを継続して頑張ったら成し遂げられるようなものになることが多いからです。明日やったらOKというような短期的なものではなく、少し遠い目標なのですね。

 すると、緊急度が低いので、ついつい後回しにして、後回しにして、後回しにして・・・。気づいたらもう12月というわけです。

榎本あつし著「自律型社員を育てる〖ABAマネジメント〗」2017年(アニモ出版) p.203~p.204

【引用おわり】

 「新年の抱負」を立ててみても、それが明日できたなんていうことはあり得ない。今もってできていないから、ぜひできるようにしたい難しいものが「抱負」として掲げられる。その難しいものを克服しなければならない。

 難しいとなると、どうしても先送りしがちである。先送りを避ける手立てを工夫しなければならない。その工夫が継続できなければ「新年の抱負」など実現できないのである。 

2021年12月14日火曜日

【利用者向け19】雪降ってブーツはいてきた

 12月(月) なかばに なった。

 雪(ゆき)が 降(ふ)り 始(はじ)めた。

 寒(さむ)い 日(ひ)が 続(つづ)く。

 今日(きょう)は 雪(ゆき)が 降(ふ)ったので

 ブーツを はいてきたと 言(い)う。

 きっと あったかい ブーツだ。

 とっても ブーツが 気(き)に入(い)っている。

 セーターや コートを 着(き)て 冬(ふゆ)に

 備(そな)えることになる。 

自分はダメ人間というレッテル貼り

 自分は意思の弱い人間だから、なんでもうまくいかない。自己を蔑んで消極的な人がいる。それはなぜなんだろう、考えてみたことはないのだろうか。意思が弱いなんて勝手に思い込んでいるに過ぎないのだが。

 そのことについて、榎本氏は次のように述べる。榎本氏の著書からの引用は第163回目である。

【引用はじめ】

 「自分は意思が弱いから」「甘え体質だから」「だらしないから」―このように、物事が続けられない原因を自分の内面的なもののせいにして、自分はダメ人間だ、とレッテルを貼ったりしてはいませんでしょうか。

 他人だけではなく、自分自身に対しても、攻撃しているだけということがよくあります。

 自己否定や自己嫌悪に陥り、自分自身はもともとそのような人間なんだ・・・と落ち込んだりします。

 でもこれは、勝手に原因をつくっているだけであって、行動できないのは誰が悪いわけでもありません。あなたも他の人も悪くないのです。

 行動できないのは、ただ単に、いま強化されていない、もしくは過去に強化されてこなかっただけなのです。

榎本あつし著「自律型社員を育てる〖ABAマネジメント〗」2017年(アニモ出版) p.203

【引用おわり】

 自分はダメ人間とレッテル貼りしても、何も変えることができない。こういう実情に甘えていても益々ドツボにはまるばかり。

 うまく行動できないのは、ダメ人間だから。なぜ、ダメ人間なのか。それはうまく行動できないからなんていう、循環論にしか過ぎない。

 うまく行動できる改善策を試みてみる。ターゲット行動が強化できるようにするのである。

 

2021年12月13日月曜日

【利用者向け18】来年は寅年、いい年になるように

 今日(きょう)は、令和(れいわ)3年(年)12月(がつ)13日(日)

 月曜日(げつようび)。

 西暦(せいれき)では 2021年(ねん)。

 あと 2週間(しゅうかん)で 新(あたら)しい 年(とし)に なる。

 今年(ことし)は 丑年(うしどし)。

 来年(らいねん)は 寅年(とらどし)。

 今年(ことし)も コロナが おさまらなかった。

 でも、 ずっと コロナが 減(へ)ってきている。

 来年(らいねん) こそ コロナも おさまって

 いい年(とし)に なってほしい。

権利や自己主張ばかりの若手社員の改善案

 自分勝手でチームワークを乱している若手社員に、主任が手を焼いている。忙しい最中に、仕事を依頼しても、「僕の仕事でない」と、依頼をことわったりする。権利ばっかり主張する困った社員である。

 そのことについて、榎本氏は次のように述べる。榎本氏の著書からの引用は第162回目である。

【引用はじめ】

 権利や自己主張ばかりする若手社員に、主任が手を焼いています。その社員は急に有休をとったりして、周りが困っているのに「労働者の権利だ」と主張したりします。仕事をお願いしても「それは僕の仕事じゃない」と平気で言ったりするのです。チームワークを乱す態度です。そこで、この若手社員の行動について、現状分析すると次のようになります。

 【現状分析】

 A:先行条件 「突発業務の依頼がある」「仕事の計画を立てている」「直属の上司が外出中」

 B:行動 「僕の仕事でないと言う」

 C:結果 「主任のムッとした嫌な顏」(↑) 「普段の仕事は順調に進む」(↑) 「上司には何も言われない」(―)

 しかし、こうした「僕の仕事でないと言う」望ましくない行動を減らすにはどうすればいいか。この行動変容のための「改善案」は次のとおりです。

 【改善案 

 A:先行条件 「突発業務の依頼がある」「仕事の計画を立てている」「直属の上司が外出中」

 B:行動 「僕の仕事でないと言う」

 C:結果 「主任は反応しない」(―) 「できない理由書を提出」(↓) 「上司からあとで確認あり」(↓)

榎本あつし著「自律型社員を育てる〖ABAマネジメント〗」2017年(アニモ出版) p.198~p.201

【引用おわり】

 若手社員にとって、「僕の仕事でない」と言っても、主任は何ら相手にしなくなった。さらに、「できない理由書」を提出するのが面倒で、上司からもそのことが追求の対象になった。

 そうした協力しないことに対して、さまざま消去されたり、弱化されることで、依頼された仕事も手伝うようになってきている。さらに、手伝うと主任などから感謝の言葉を言われるようになっている。 

2021年12月12日日曜日

【利用者向け17】コロナがおさまらない

 新型(しんがた)コロナウィルスが 世界中(せかいじゅう)を

 困(こま)らせている。

 今(いま)も まだ 感染(かんせん)が おさまらない。

 のぞみの家(いえ)では 感染者(かんせんしゃ)が 出(で)ていない。

 とても いいことだ。

 マスクを する。

 手洗(てあら)いを する。

 消毒(しょうどく) する。

 まだまだ 続(つづ)けなければならない。  

自己主張社員の現状分析

 自分勝手でチームワークのことなどほとんど考えない若手社員に、主任が手を焼いている。忙しい最中に、年休をとったりする。他の仕事の依頼も断る。

 そのことについて、榎本氏は次のように述べる。榎本氏の著書からの引用は第161回目である。

【引用はじめ】

 権利や自己主張ばかりする若手社員に、主任が手を焼いている。その社員は急に有休をとったりして、周りが困っているのに「労働者の権利だ」と主張する。仕事をお願いしても「それは僕の仕事じゃない」と平気で言う。チームワークを乱す態度だ。そこで、この若手社員の行動について、現状分析すると次のようになる。

 【現状分析】

 A:先行条件 「突発業務の依頼がある」「仕事の計画を立てている」「直属の上司が外出中」

 B:行動 「僕の仕事でないと言う」

 C:結果 「主任のムッとした嫌な顏」(↑) 「普段の仕事は順調に進む」(↑) 「上司には何も言われない」(―)

榎本あつし著「自律型社員を育てる〖ABAマネジメント〗」2017年(アニモ出版) p.198~p.199

【引用おわり】

 自分の仕事以外は、主任がお願いしてもしようとしない。「僕の仕事でないと言う」のだ。

 そうなると、主任だって嫌な顔になる。それが彼には強化になっている。

 それに、自分の仕事以外のことをやらなくて済むので、自分の仕事は順調に進めることができる。

 また、その場には上司がいなかったので、仕事の依頼されたことを断っても何にも言われることがない。「僕の仕事でない」と言っても、若手にはなんにも損なことがない。

 そうした「結果」があるから、主任に対して平気で仕事を断るのである。 

2021年12月11日土曜日

【利用者向け16】のぞみの家がいい

 毎日(まいにち)の 仕事(しごと) 元気(げんき)で やっている。

 毎日(まいにち)の のぞみの家(いえ)の 生活(せいかつ)も

 仕事(しごと)も 楽(たの)しい。

 それが ずっと 続(つづ)いている。

 そうしたいし そうなりたい。

 それが 普通(ふつう)に 続(つづ)く ことだ。

 友(とも)だちと いっしょに 仕事(しごと)が できる。

 のぞみの家(いえ)の 職員(しょくいん)も ていねいに 教(おし)えて くれる。

 こんな ことが 毎日(まいにち) 続(つづ)く のぞみの家(いえ)が いい。  

ベテラン社員の行動改善案

 定年間際のベテラン社員が「毎日の業務」に対して、しっかりした仕事をしていない。年下の上司は困っている。どうすれば、満足のいくような仕事をするようになるのか。仕事をしないときの現状分析に対して、今度は改善案を考えてみる。

 そのことについて、榎本氏は次のように述べる。榎本氏の著書からの引用は第160回目である。

【引用はじめ】

 現状分析】

 A:先行条件 「まわりは年下」 「簡単な業務」 「評価制度あり」

 B:行動 「毎日の業務をする」

 C:結果 「誰もチェックしない」(―) 「完了しても手応えなし」(―) 「してもしなくても評価変わらず」(―)

 【改善案】

 A:先行条件 「年下でもチェックするルール」「少し難しい業務」「評価制度あり」「若手を下につける」

 B:行動 「毎日の業務をする」

 C:結果 「仕事の出来映えをフィードバック」(↑)(↓)  「完了の手応えあり(↑) 「評価の反映がある」(↑)(↓)  「若手からの感謝の言葉」(↑) 

 上記のような改善案では、仕事が増えたり、チェックされたり、難しい仕事を与えられたりで、Oさんは、最初は嫌な顔をして、グチもいったりしてしました。

 しかし、難しい仕事をしたあとに、まわりから「さすがOさん!」と言われたり、若手の社員から、いろいろと教えてほしい、と聞いてきて答えるたびに「ありがとうございます!」と声かけられるなどして、Oさんもだんだんと自ら業務に取り組むようになっていました。

榎本あつし著「自律型社員を育てる〖ABAマネジメント〗」2017年(アニモ出版) p.194~p.197

【引用おわり】

 ベテラン社員のOさんの「毎日の業務」行動を改善するために、行動の結果を変え、先行条件も工夫した。そのお蔭で、Oさんは業務に対しても積極的な取り組みが見られるようになった。いかに行動の「結果」を変えると、行動が変わっていくかがわかる。その行動を促す「先行条件」も工夫すればいいかがわかる。行動に伴う環境をいかに変えるかが重要である。